魂を揺さぶるヨ!

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【歴史漫画を厳選】おすすめの歴史漫画!歴史と文化を知り熱中できる漫画のまとめ記事

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■17作品を掲載!(2018年4月10日 更新)

皆さん漫画を読まれていますか?漫画には様々なジャンルがあるのですが、私はその中でも歴史漫画は結構好きです。 

史実が一部でも絡むというだけで、現実世界とリンクするので漫画に対する熱中度と没入感が増し、読んでいて時間の経過をついつい忘れてしまいます。 

今日は歴史漫画の中でも面白かったと思った漫画のご紹介をしたいと思います。

 

はじめに

当ブログでは漫画作品への感想を以下のようなレーダーチャートで表現しております。

レーダーチャートについての説明

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あくまで個人的な視点での感想ですが、ご参考にいただければと思います。10段階評価の平均を5としております。 

レーダーチャートは2種類あり、共通の漫画レーダーチャートと歴史漫画ジャンルのレーダーチャートと分けております。 

単純に漫画の感想を知るには「共通漫画レーダーチャート」をご参考ください。

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厳選!歴史や文化を知ることが出来るおすすめの歴史漫画(全17作品) 

レイリ /原作.岩明均 漫画.室井大資

タイトル:レイリ
作者  :原作.岩明均 漫画.室井大資
連載期間:2016年~
巻数  :既刊4巻(2017年10月現在)

時代は「長篠の戦い」の4年後(1579年)のお話で、”レイリ”という名の百姓の娘が主人公の歴史漫画です。
レイリは過去に「長篠の戦い」の落ち武者狩りの被害に合い一家を失います。その時に岡部元信に拾われて4年間育てられてきました。家族を殺された復讐の為に彼女はひたすらに強さを求め、日々木刀を振り続け、村一番の強さになります。
家族を殺されたことで自暴自棄となりつつも成長したレイリが望むことは、大恩がある岡部丹波ために「戦場で武勲を立てて討ち死にする」ことでした。
岡部はこの死にたがりの娘を戦場から遠ざけ、武田信勝(13歳)の影武者に仕立てて従事させることにします。

 

この漫画は原作が岩明均で漫画は室井大資で、すごい組み合わせの漫画作品と思いましたが、原作者のパワーが強いのか「岩明均」作品の様子を呈してます。
岩明均はストーリ展開が非常に気になり、「次どうなるんだろ!」というわくわく感がたまりません。
この死にたがりの娘がどう成長していくのか、武田信勝の影武者としてどういう結末を迎えるのか、次巻が楽しみな作品です。 

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ヴィンランド・サガ (VINLAND SAGA) /幸村誠

タイトル:ヴィンランド・サガ (VINLAND SAGA)
作者  :幸村誠
連載期間:2005年~
巻数  :既刊20巻(2017年11月現在)

11世紀初頭のデンマークとイングランドの周辺を舞台に繰り広げられる、ヴァイキングたちの生き様を描いた歴史漫画です。
本作で登場するデンマーク王であるクヌートは実在の人物で、ヴィンランド・サガの世界は大枠で歴史の史実をたどります。
当時はヴァイキング(海賊)が横行した時代で国の統治も安定していませんでした。そんな中で、主人公であるトルフィンは父親をヴァイキングの一団に目の前で殺され、復讐しようと”親を殺したそのヴァイキングの一団”に加わります。
親の仇であるヴァイキングのボスはトルフィンへの仕事の褒美として”トルフィンとの決闘を受ける”という関係が続きます。

 

この漫画は、高いストーリー性と人間ドラマがあり、主人公の成長と心理描写と変化が非常に面白い漫画です。
親の仇を討つために復讐鬼となったトルフィンは、ヴァイキングのボスの死により復讐を果たせず失意に落ちます。
その後、トルフィンは奴隷を経験することとなり、ヴァイキング時代の悪行に罪の意識を感じて苦しむことになります。
奴隷から解放された後に仲間とともに、争いも何もない国の建国を目指すという壮大なストーリーで、トルフィンの心理的描写と心境変化とその成長過程は読者を引きつけます。

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 歴史漫画ではありませんが、同じ作者の「プラネテス」はおすすめです。  

 

アサギロ 〜浅葱狼〜 /ヒラマツ・ミノル

タイトル:アサギロ ~浅葱狼~
作者  :ヒラマツ・ミノル
連載期間:2009年~
巻数  :既刊17巻(2018年2月現在)

時代は幕末の日本。新撰組で有名な沖田総司が主人公の歴史漫画です。物語は沖田総司が12歳の頃から始まります。
試衛館という道場に通う沖田総司は後の新選組となるメンバーである、近藤勇たちと日々剣術の稽古に励みます。
道場で剣術を磨く日々が続く中、14代将軍の徳川家持が京都に上がる際に警護として、
江戸の名のある剣豪が集められることになり、試衛館のメンバーは江戸幕府の警護の任を受けた幕府の剣士として京都へ上京して倒幕派、反幕府派と闘う任に就きますことになります。

 

この漫画は主人公である沖田総司の描写が非常に面白です。沖田総司は剣術の天才であるが、それ故に凡人の気持ちが解らない、世間知らずで慇懃無礼な若者として描かれています。
今まで数多くの新撰組をテーマにして漫画や小説や映画がありましたが、この作品での沖田総司は他の作品とは一線を画しています。
殺陣のシーンの描写も細かく描かれており、剣術の世界の緊張感を感じられる作品です。
新撰組の黎明期が語られているので、歴史が好きな人にはたまらない内容です。

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ヒストリエ /岩明均

タイトル:ヒストリエ
作者  :岩明均
連載期間:2003年~
巻数  :既刊10巻(2017年4月現在)

紀元前4世紀の古代ギリシアを舞台にした歴史漫画で、マケドニア王国であるアレクサンドロス大王(アレキサンダー大王)に仕えた、古代ギリシアの人物であるエウメネスの物語です。
エウメネスは、幼少期はヒエロニュモス家の次男として裕福な家庭で過ごし、子供の頃から利発で頭の良さは大人も舌を巻くほどのものでした。
ある日スキタイ人の奴隷がエウメネスが暮らすカルディアの街で殺戮を行う事件が起こり、この事件を利用して街の実権を握ろうとする者の権力争いに巻き込まれたエウメネスは、奴隷身分に墜ちることとなります。

 

この漫画は主人公の幼少時代からやがて当時の強国のマケドニア王国であるアレクサンドロス大王の書記官として仕えるまでの成長過程と生き様が描かれています。
裕福な家庭から奴隷を経験し、そして独り立ちしていく様は読む者を引きつけます。
また主人公の知的で当時の時代からはかけ離れた独自の思考を持ち、活躍する様も大変面白いです。
漫画の表現も高く、ストーリーの重厚感も素晴らしく、岩明均の漫画にある「早く続きを読みたい!」感がすごい作品です。

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 歴史漫画ではありませんが、同じ作者の「七夕の国」はおすすめです。  

 

キングダム /原泰久

タイトル:キングダム
作者  :原泰久
連載期間:2006年~
巻数  :既刊49巻(2018年1月現在)

中国の紀元前3世紀から紀元前2世紀の春秋戦国時代を舞台にした、大将軍を目指す主人公「信」と後の始皇帝となる秦国の王「政」の活躍を描く歴史漫画です。
戦災孤児である主人公「信」と、幼馴染で親友の「漂」は武功を立てて天下の大将軍になるという夢を抱いていました。
やがて、秦国の大臣に見出されて「漂」は仕官しますが、「政」の影武者として命を落とすことになります。
「信」は「政」に怒りをぶつけますが、「漂」との夢である大将軍になることで、「漂」の意思を次ぎ、また自らの夢でもある大将軍になる為に乱世の春秋戦国時代に身を投じることとなります。

 

この漫画は気読みするには少し多い巻数ですが、ストーリのテンポも良くで思った以上にサクサクと読めます。
登場人物が膨大で名前を覚えるのが大変ですが、キャラクターの描写が個性的で名前は覚えきれないけどキャラクターは分かるようになっています。
バトル要素が非常に多く、手に汗握るスピード感あふれるストーリー展開で、立身出世の様も見てて面白く、爽快感のある作品です。

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  2012年にアニメ化しています。

  

アド・アストラ -スキピオとハンニバル- /カガノミハチ

タイトル:アド・アストラ -スキピオとハンニバル-
作者  :カガノミハチ
連載期間:2011年~
巻数  :既刊12巻(2017年9月現在)

紀元前3世紀のカルタゴと共和政ローマで起きたポエニ戦争が舞台の歴史漫画です。
カルタゴはアフリカ大陸の現チュニジアの場所に位置する国で、第一次ポエニ戦争のシチリア島を巡る初戦ではローマ軍が勝利し、その後カルタゴ軍は反撃のチャンスを伺っていました。
本作で取り扱う内容は第二次ポエニ戦争で、陸での戦闘がメインの内容となっています。
この漫画では主人公がそれぞれの陣営にいて、ハンニバル・バルカとスキピオ・アフリカヌスの視点で物語が進められます。

 

本作はポエニ戦争をテーマにした史実を忠実に再現した物語となっています。ただ、人物描写に特徴が無い為か、キャラクターの個性をセリフの言い回しや言葉遣いでキャラクタを立たせているため、少し違和感を覚えることになりました。
絵柄が非常に写実的でリアルなタッチのため、ややキャラクターを覚えるのが難しい漫画になっています。
史実への忠実な描写で「過度の超人的な戦闘能力」を持つような表現が無く、戦闘に一騎当千のような漫画的な派手さはなく、少々漫画ライクにした歴史文庫のようなテイストです。
当時の戦闘の記録や文化的な描写がものすごく細かく描いており、軍事考証に忠実で非常にまじめな歴史漫画として仕上がった作品です。

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イサック /原作.真刈信二 漫画.DOUBLE-S

タイトル:イサック
作者  :原作.真刈信二 漫画.DOUBLE-S
連載期間:2017年~
巻数  :既刊3巻(2018年4月現在)

戦国時代末期の大坂夏の陣から4年後の1620年、ドイツを舞台にした歴史漫画。平戸から旅立った一人の侍が三十年戦争期のヨーロッパで傭兵として戦場に立つ物語です。
主人公の侍の名はイサックといい、恩師である親方の仇討ちと奪われたものを取り戻すためにはるばる日本から海を渡りヨーロッパという未知の土地へやってきます。
イサックは義理人情に篤く傭兵としての責務を果たし、常識を超える狙撃を行い不利な戦況をひっくり返すなど大活躍を見せます。 

 

イサックは侍でありながら種子島(火縄銃)を巧みに扱い、狙撃と早撃ち得意とする銃士で、甲冑と刀と種子島で武装した日本人の侍がヨーロッパの戦場で活躍する様は今ままでに無かった切り口の漫画です。
イサックの持つ火縄銃の種類は狭間筒と言い、通常の火縄銃に比べ弾丸重量のわりに銃身を長く設計されたもので、有効射程は2-300mと言われています。
まだまだ多くのストーリーが語られていないため、今後の展開が非常に気になる作品です。

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ホークウッド /トミイ大塚

タイトル:ホークウッド
作者  :トミイ大塚
連載期間:2013年~2016年2月
巻数  :全8巻

実在の人物であるジョン・ホークウッド(1320年~1394年)を題材にした歴史漫画で、百年戦争の前半時期に活躍したイングランド出身の傭兵隊長のお話です。
“白鴉隊”という傭兵隊を率いる傭兵隊長ジョン・ホークウッドはイングランドの陣営として地方の戦場に傭兵として参加し、傭兵家業を生業としてました。
当時の傭兵とは大儀よりも「金を払う雇い主」を重視する為、戦場によって陣営がころころと入れ替わることもあったようです。
そんな中、ホークウッドと“白鴉隊”は王子との出会いがきっかけで、百年戦争という大きな戦いに巻き込まれていきます。

 

騎士道精神を重視され、戦いの形式が重んじられる時代にホークウッドは「とにかく勝てばいい」という考えを持っていました。
どうやら「勝つためなら手段を択ばない」という考え方はこの時代では異質なものだったようです。
ホークウッドが活躍したこの時期は戦場のしきたりや戦闘方法などの考え方が大きく変化していた時期で「騎士の時代」の終わりでもありました。
イングランドの長弓兵部隊がフランスの重装騎兵を破った有名な戦いである「クレシーの戦い」が漫画で描かれており、戦場の歴史的な変化を知ることが出来る価値ある歴史漫画です。

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ホークウッドの人生は純粋に面白いので興味があれば以下の書籍もお勧めします。

 

狼の口 〜ヴォルフスムント〜 /久慈光久

タイトル:狼の口 ~ヴォルフスムント~
作者  :久慈光久
連載期間:2010年~2016年11月
巻数  :全8巻

14世紀のヨーロッパのアルプス山脈を舞台にした歴史漫画です。
交通の要所であるザンクト・ゴットハルト峠は、森林同盟三邦が支配し権利と自由をもたらしアルプス山脈で生活する人々に交易による大きな利益をもたらしていました。
しかし、峠の権益を狙うオーストリア公ハプスブルク家によって占領され、圧政が敷かれてしまいます。
ハプスブルク家によってザンクト・ゴットハルト峠に「狼の口(ヴォルフスムント)」と呼ばれる関所が設けられ、人々の行き来が制限されます。
これに対して森林同盟三邦の闘士たちは、様々な犠牲を払いつつ、ゴットハルト峠を取り戻すため、来るべき叛乱のための準備を進めていきます。


当時の生活様式が細かく描かれており、また戦場での甲冑や武器、兵器等がどのように運用されていたかを知ることが出来る漫画です。
ただ、拷問シーン等のショッキングな描写があることや、文字通り「屍を踏み台にして超えていく」シーンがある等、多少読者を選ぶかもしれません。
しかしこの漫画は実在の史実を元にしているため、こういった出来事が実際にあったことで、現在のスイスがあるということを知ることのできる貴重な漫画です。

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アンゴルモア〜元寇合戦記〜 /たかぎ七彦

タイトル:アンゴルモア ~元寇合戦記~
作者  :たかぎ七彦
連載期間:2013年~
巻数  :既刊9巻(2018年4月現在)

舞台は日本の北九州、元寇(文永の役・1274年)の対馬の戦いを描く歴史漫画です。
主人公である朽井迅三郎を含む罪人達は、鎌倉幕府によって流人として対馬に流刑されます。
流人たちが対馬に着いて知らされたのは、蒙古・高麗軍の大軍団が日本に向かっており、流人たちは高麗軍と戦うために送られたということでした。
海を軍船で埋め尽くすの蒙古・高麗軍の兵力に対して圧倒的に不利な状況の中、朽井迅三郎は守護・戦国大名の宗氏勢とともに蒙古・高麗軍を迎え撃ちます。

 

様々な漫画が世にありますが、元寇をネタとして扱った漫画は初めて目にしました。
「元寇」という史実はありますが、主人公の朽井迅三郎は架空の人物で、対馬の流人「口井兄弟」をモデルにしたと作者があとがきで語っています。
アンゴルモアは元寇に脚色を加えてエンターテイメント性を高めた歴史漫画という位置づけです。
しかし、日本の鎌倉時代の様式や文化を感じられ、対馬の独自文化を知ることの出来る興味深い漫画で、元寇からどうやって日本を守ることが出来たのか、結末が大変気になります。

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センゴク シリーズ /宮下英樹

タイトル:「センゴク」「センゴク天正記」「センゴク一統記」「センゴク権兵衛」
作者  :宮下英樹
連載期間:2004年~2017年4月
巻数  :「センゴク」全15巻
     「センゴク天正記」全15巻
     「センゴク一統記」全15巻
     「センゴク権兵衛」既刊10巻(2018年2月現在)

「センゴクシリーズ」は、複数部構成になっており、「センゴク」「センゴク天正記」「センゴク一統記」「センゴク権兵衛」という順になっています。
日本の戦国時代真っ只中が舞台の歴史漫画で、日本人なら誰でも知っている武将が数多く登場します。主人公の仙石権兵衛秀久は稲葉山城の戦いで敗れたのち、織田信長に捕らえられ、その部下として織田家中に迎え入れられます。
仙石権兵衛秀久はそれほど有名な武将ではありませんが、大敗からの挽回で武勲を上げた武将として知られています。
合戦に明け暮れる中で仙石権兵衛秀久は、織田信長や羽柴秀吉など錚々たる戦国時代の名将に仕えて戦場を駆け巡り立身出世しいきます。

 

この漫画は作者が「徹底してリアルに戦国時代を描写した作品」を目指した漫画で、非常に戦場での戦闘描写がリアルです。
弓が戦場では非常に強力な武器であったり、騎馬兵も戦闘になると下乗して戦い、騎乗しながらでは槍は扱えない、鉄砲の銃弾を竹の束で防ぐ等、初めて知る描写がてんこ盛りです。
これは作者がしっかりと歴史資料を調べており、中には作者自身が調査して調べた内容もあり、この作品に対する思い入れが伝わってきます。
この作品では仙石権兵衛秀久以外のマイナーな武将が登場して、物語の中で重要な役割を果たします。
歴史物が好きな方でもこの漫画で新しく知ることがいくつもあると思います。

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アルテ /大久保圭

タイトル:アルテ
作者  :大久保圭
連載期間:2013年~
巻数  :既刊8巻(2018年1月現在)

物語は16世紀初頭のイタリア・フィレンツェが舞台の歴史漫画です。
当時のフィレンツェはルネサンスの文化活動が盛んで、当時のヨーロッパ中に広がっていました。
貴族出身の主人公アルテは画家工房への弟子入りを志願します。
当時は男尊女卑の傾向が強く、女性が職人として生きていくということは世間の目からは変わり者として見られました。
アルテは何があっても落ち込まず前向きな性格で、周囲の人の手助けを受けながら画家として職人として成長していきます。

 

ルネサンスは古典古代(ギリシア、ローマ)の文化を復興しようとする文化運動で、ヨーロッパ全体に多大な影響を与えています。
現在のヨーロッパ全体にもその様式美が多く残っており、ヨーロッパ文化そのものの方向を決定付ける文化運動でした。
この時代は多くの職人が活動し、様々な建造物や絵画、工芸品などが残されています。
この漫画はこうした創作的な文化や当時の習慣などを知ることができます。
人物も背景も詳細に描かれており、創作活動における技術的な説明もあるなど、大変好奇心を刺激する漫画です。

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ふしぎの国のバード /佐々大河

タイトル:ふしぎの国のバード
作者  :佐々大河
連載期間:2015年~
巻数  :既刊4巻(2017年11月現在)

この漫画は実在したイギリス人の女性冒険家イザベラ・バードを題材とした歴史漫画です。
イザベラ・バードは当時世界的に有名な冒険家で、1878年に通訳者の伊藤鶴吉と共に横浜を起点として日光から新潟へ抜け、日本海側を経由して蝦夷地(北海道)を目指す旅をします。
当時の日本人でも避けるような地を経由する旅は非常に厳しいものになり、はっきりとした経路の記録もない状況での未開の地である蝦夷地を目指すことになります。
ただこの旅は厳しい道のりであると同時に江戸文化圏とは異なる地方の日本の文化と習慣を体験することとなりました。

 

この漫画はイギリス人の女性冒険家イザベラ・バードが元となったお話ですが、漫画にするため脚色が加えられています。
イザベラ・バードは漫画では若い女性(20代)として描かれていますが、史実では日本に訪れた時の年齢は40代だったそうです。
伊藤鶴吉は漫画の描写は史実通り20代で描かれています。
とはいえ、この漫画では実際の旅行記「日本奥地紀行」をかなり細かく漫画というメディアに落とし込んでおり、明治初期の江戸時代の文化が残る当時の日本の姿と江戸文化圏から離れた地方の文化がどのような状況であったかを知ることができる大変興味深い内容になっています。
日本人の知らない日本を知ることのできる漫画で、今後蝦夷地の文化が紹介されると思うと楽しみです。

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エマ /森薫

タイトル:エマ
作者  :森薫
連載期間:2002年~2006年5月
巻数  :全7巻

1890年代のイギリス・ロンドンが舞台の歴史漫画で、この時代はヴィクトリア朝時代と呼ばれ、産業革命による経済が著しく発展した時期でイギリス帝国の絶頂期でした。
主人公のエマは、生まれて間も無く両親を喪い孤児として、地方の貧しい漁村で叔父夫婦と生活していましたが、ある日人さらいにあいロンドンへ連れてこられました。
隙をみて逃げ出したエマは生き延びるために仕事を探します。
家庭教師を引退して隠遁生活を送っている老婦人のケリーに雇ってもらい、同時に教育を受けて一人で切り盛りするメイドとして成長しました。
ある日、ケリーの元に元教え子で貴族であるウィリアムが訪れ、ウィリアムはそこで出会ったメイドであるエマに一目惚れします。

 

メイドブームは90年代からありましたが、この漫画は日本での一般の人向けにメイドに関する認識を広めた漫画だと思います。
ヴィクトリア朝時代のイギリスの文化が描かれており、生活習慣から食文化まで非常に細かく描写されています。
面白いのは庶民の文化と貴族の文化の違いを一つの漫画作品で知ることができ、産業革命による目覚ましい進歩と古き時代の階級社会が入り混じる、歴史的にも非常に面白い時代を漫画で知ることができて、森薫の漫画作品は非常に描写が細かいので絵を見ているだけでも楽しめます。

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2007年にアニメ化しています。

 

ジゼル・アラン /笠井 スイ

タイトル:ジゼル・アラン
作者  :笠井 スイ
連載期間:2009年~
巻数  :既刊5巻(2017年8月現在)

20世紀前半のヨーロッパが舞台の歴史漫画で、舞台の国は明記されていませんが、登場人物名や町並みからフランスと推測されます。
資産家の娘のジゼルは訳あってアパートの大家をして生活しています。
世間知らずのお嬢様であるジゼルはある日「何でも屋」を開業することにしました。
アパートの住民で小説家となる夢みる青年エリックは家賃滞納を理由に大家のジゼルが
開業した「何でも屋」の助手として手伝うこととなります。

 

この漫画は舞台がヨーロッパであることはわかるのですが、どの国であるかははっきりと書かれていません。
登場人物名や町並みからフランス・パリと思われますが、文字が英語表記であるため、”ヨーロッパのあたり”と解釈するしかありません。
ただ、飲み物にレモネードが登場し、トラムに乗車するシーンがあるので、20世紀前半のフランス・パリと考えてよさそうです。
ジゼルが開業した「何でも屋」で様々な事件に巻き込まれ、解決していく様はテンポよく読むことができます。
世間知らずのジゼルの成長を描く内容で、丁寧な描写と当時の文化を楽しめる非常に面白い作品です。

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乙嫁語り /森薫

タイトル:乙嫁語り
作者  :森薫
連載期間:2008年~
巻数  :既刊10巻(2018年2月現在)

物語は19世紀後半の中央アジアのカスピ海周辺の地域が舞台の歴史漫画です。
当時では”行き遅れ”の年齢である20歳の花嫁アルミと、花婿で12歳のカルルクの夫婦を中心とした北方の移牧民の生活を描いた物語です。
アルミは「弓の名手」「姐さん女房」「狩りが得意」など様々な特技を持つ活発な女性です。
当初は夫で年下でもあるカルルクに対して被保護者的な対応をしていました。
ある日、親族の争いに巻き込まれ、部族同士の争いに発展し、アルミはさらわれそうになりますが、夫であるカルルクの活躍もあり無事に助け出されます。
この時アルミはカルルクの成長に伴い男性としての魅力を感じ始めます。
このアルミ以外にも複数の乙嫁が登場し、作中の中で様々な物語が展開します。

 

この漫画は中央アジアというあまりなじみのない地域を題材にしており、北方の移牧民の文化を知ることのできる大変貴重な漫画で、衣装や布地、装飾品、工芸品などの描写が非常に描きこまれており、ただただ美しい限りです。
特に彫刻や刺繍などは緻密に表現されており、見る者の目を奪います。
物語も様々な乙嫁が登場することで話の展開が面白く、漫画としても非常に楽しめます。

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ゴールデンカムイ /野田サトル

タイトル:ゴールデンカムイ
作者  :野田サトル
連載期間:2015年~
巻数  :既刊12巻(2017年12月現在)

明治37年、日本の北海道(蝦夷地)を舞台にした歴史漫画です。
日露戦争直後に北海道にやってきた主人公の杉元佐一は戦死した親友の遺言である「妻の眼病を治してやりたい」という願いをかなえるため、北海道に一攫千金を夢見て砂金の採集をしていたところ、ある囚人がアイヌから金塊を奪い埋蔵金として隠しているとの噂話を耳にします。
当初は与太話と疑うも証拠となるものの一部を目にしたことで事実であると確信を持つことになります。
探索を続ける杉元は、ヒグマに襲われますがアイヌの少女・アシㇼパに救われます。
話の中でアシㇼパの父が金塊を奪われて殺されたことを知り、金塊を手に入れアシㇼパの父の仇を討つことを条件に協力を求めます。

 

この漫画はアイヌの文化についての描写と情報量が非常に素晴らしいです。
特に食文化に関する内容は詳細で、調理方法や加工方法が事細かく描かれています。
狩りについても非常に詳細な内容が描かれており、アイヌ人はどうやって獲物を狩っていたのか、その獲物をどのようにさばいていたのか、日本人が普段の生活で絶対に知ることのないアイヌ文化を「これでもか!」というぐらいに描かれています。
アイヌの習慣や言語等の生活文化にも触れており、とにかく知らなかったことだらけで
北海道の歴史を知るうえで手助けになることは間違いありません。
コミカルで下ネタが含まれる内容ですが、「アイヌ文化を知ることのできる漫画」ということであれば追従を許さない情報量です。

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最後に

歴史漫画はただ楽しむだけでなく、史実と歴史、異なる文化圏の様相を知ることができる大変面白いジャンルです。 

繰り返し読んでも面白く、同じ歴史テーマでも作者が異なればまた別の楽しみがあります。 

他のお勧めの歴史漫画がありましたら記事にしていきたいと思います。 

 

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