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「歴史文化を知る漫画6選!」絶対面白いおすすめの歴史文化漫画6選のご紹介

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こんにちはユレオです。

前回歴史漫画についてご紹介させていただきました。今回のジャンルも歴史漫画になりますが、「習慣・文化・時代」を感じられる漫画をまとめてご紹介したいと思います。

漫画を読むことで行った事もない関わった事もない国や時代の文化を知ることができるというのは素敵なことだとは思いませんか?

そういった知識を得ることができる漫画というメディアは本当に素晴らしいものだと思います。

 

前回の歴史漫画の記事はこちらです 

 

はじめに

当ブログでは漫画作品への感想を以下のようなレーダーチャートで表現しております。

レーダーチャートについての説明

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あくまで個人的な視点での感想ですが、ご参考にいただければと思います。10段階評価の平均を5としております。

レーダーチャートは2種類あり、共通の漫画レーダーチャート歴史文化漫画ジャンルのレーダーチャートと分けております。 

単純に漫画の感想を知るには「共通漫画レーダーチャート」をご参考ください。

  

アルテ

 *↓現在Kindle版が0円になっています

タイトル:アルテ
作者  :大久保圭
連載期間:2013年~
巻数  :既刊7巻(2017年7月現在)

 

物語は16世紀初頭のイタリア・フィレンツェが舞台の歴史漫画です。
当時のフィレンツェはルネサンスの文化活動が盛んで、当時のヨーロッパ中に広がっていました。
貴族出身の主人公アルテは画家工房への弟子入りを志願します。
当時は男尊女卑の傾向が強く、女性が職人として生きていくということは世間の目からは変わり者として見られました。
アルテは何があっても落ち込まず前向きな性格で、周囲の人の手助けを受けながら画家として職人として成長していきます。

 

ルネサンスは古典古代(ギリシア、ローマ)の文化を復興しようとする文化運動で、ヨーロッパ全体に多大な影響を与えています。
現在のヨーロッパ全体にもその様式美が多く残っており、ヨーロッパ文化そのものの方向を決定付ける文化運動でした。
この時代は多くの職人が活動し、様々な建造物や絵画、工芸品などが残されています。
この漫画はこうした創作的な文化や当時の習慣などを知ることができます。
人物も背景も詳細に描かれており、創作活動における技術的な説明もあるなど、大変好奇心を刺激する漫画です。

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ふしぎの国のバード

タイトル:ふしぎの国のバード
作者  :佐々大河
連載期間:2015年~
巻数  :既刊3巻(2016年12月現在)

 

この漫画は実在したイギリス人の女性冒険家イザベラ・バードを題材とした歴史漫画です。
イザベラ・バードは当時世界的に有名な冒険家で、1878年に通訳者の伊藤鶴吉と共に横浜を起点として日光から新潟へ抜け、日本海側を経由して蝦夷地(北海道)を目指す旅をします。
当時の日本人でも避けるような地を経由する旅は非常に厳しいものになり、はっきりとした経路の記録もない状況での未開の地である蝦夷地を目指すことになります。

ただこの旅は厳しい道のりであると同時に江戸文化圏とは異なる地方の日本の文化と習慣を体験することとなりました。

 

この漫画はイギリス人の女性冒険家イザベラ・バードが元となったお話ですが、漫画にするため脚色が加えられています。
イザベラ・バードは漫画では若い女性(20代)として描かれていますが、史実では日本に訪れた時の年齢は40代だったそうです。
伊藤鶴吉は漫画の描写は史実通り20代で描かれています。
とはいえ、この漫画では実際の旅行記「日本奥地紀行」をかなり細かく漫画というメディアに落とし込んでおり、明治初期の江戸時代の文化が残る当時の日本の姿と江戸文化圏から離れた地方の文化がどのような状況であったかを知ることができる大変興味深い内容になっています。
日本人の知らない日本を知ることのできる漫画で、今後蝦夷地の文化が紹介されると思うと楽しみです。

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エマ

タイトル:エマ
作者  :森薫
連載期間:2002年~2006年5月
巻数  :全7巻

 

1890年代のイギリス・ロンドンが舞台の歴史漫画です。

この時代はヴィクトリア朝時代と呼ばれ、産業革命による経済が著しく発展した時期でイギリス帝国の絶頂期でした。
主人公のエマは、生まれて間も無く両親を喪い孤児として、地方の貧しい漁村で叔父夫婦と生活していましたが、ある日人さらいにあいロンドンへ連れてこられました。
隙をみて逃げ出したエマは生き延びるために仕事を探します。
家庭教師を引退して隠遁生活を送っている老婦人のケリーに雇ってもらい、同時に教育を受け、一人で切り盛りするメイドとして成長しました。
ある日、ケリーの元に元教え子で貴族であるウィリアムが訪れます。
ウィリアムはそこで出会ったメイドであるエマに一目惚れします。

 

メイドブームは90年代からありましたが、この漫画は日本での一般の人向けにメイドに関する認識を広めた漫画だと思います。
ヴィクトリア朝時代のイギリスの文化が描かれており、生活習慣から食文化まで非常に細かく描写されています。
面白いのは庶民の文化と貴族の文化の違いを一つの漫画作品で知ることができ、産業革命による目覚ましい進歩と古き時代の階級社会が入り混じる、歴史的にも非常に面白い時代を漫画で知ることができます。
森薫の漫画作品は非常に描写が細かいので絵を見ているだけでも楽しめます。
アニメ化もしているので漫画だけでなくアニメもお勧めいたします。

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ジゼル・アラン

タイトル:ジゼル・アラン
作者  :笠井 スイ
連載期間:2009年~
巻数  :既刊5巻(2016年12月現在)

 

20世紀前半のヨーロッパが舞台の歴史漫画です。
舞台の国は明記されていませんが、登場人物名や町並みからフランスと推測されます。
資産家の娘のジゼルは訳あってアパートの大家をして生活しています。
世間知らずのお嬢様であるジゼルはある日「何でも屋」を開業することにしました。
アパートの住民で小説家となる夢みる青年エリックは家賃滞納を理由に大家のジゼルが
開業した「何でも屋」の助手として手伝うこととなります。

 

この漫画は舞台がヨーロッパであることはわかるのですが、どの国であるかははっきりと書かれていません。

登場人物名や町並みからフランス・パリと思われますが、文字が英語表記であるため、”ヨーロッパのあたり”と解釈するしかありません。
ただ、飲み物にレモネードが登場し、トラムに乗車するシーンがあるので、20世紀前半のフランス・パリと考えてよさそうです。
ジゼルが開業した「何でも屋」で様々な事件に巻き込まれ、解決していく様はテンポよく読むことができます。
世間知らずのジゼルの成長を描く内容で、丁寧な描写と当時の文化を楽しめる非常に面白い作品です。

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乙嫁語り

タイトル:乙嫁語り
作者  :森薫
連載期間:2008年~
巻数  :既刊9巻(2016年12月現在)

 

物語は19世紀後半の中央アジアのカスピ海周辺の地域が舞台の歴史漫画です。
当時では”行き遅れ”の年齢である20歳の花嫁アルミと、花婿で12歳のカルルクの夫婦を中心とした北方の移牧民の生活を描いた物語です。
アルミは「弓の名手」「姐さん女房」「狩りが得意」など様々な特技を持つ活発な女性です。
当初は夫で年下でもあるカルルクに対して被保護者的な対応をしていました。
ある日、親族の争いに巻き込まれ、部族同士の争いに発展し、アルミはさらわれそうになりますが、夫であるカルルクの活躍もありアルミは無事に助け出されます。
この時アルミはカルルクの成長に伴い男性としての魅力を感じ始めます。
このアルミ以外にも複数の乙嫁が登場し、作中の中で様々な物語が展開します。

 

この漫画は中央アジアというあまりなじみのない地域を題材にしており、北方の移牧民の文化を知ることのできる大変貴重な漫画です。
衣装や布地、装飾品、工芸品などの描写が非常に描きこまれており、ただただ美しい限りです。
特に彫刻や刺繍などは緻密に表現されており、見る者の目を奪います。
物語も様々な乙嫁が登場することで話の展開が面白く、漫画としても非常に楽しめます。

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ゴールデンカムイ

タイトル:ゴールデンカムイ
作者  :野田サトル
連載期間:2015年~
巻数  :既刊10巻(2017年3月現在)

 

明治37年、日本の北海道(蝦夷地)を舞台にした歴史漫画です。

日露戦争直後に北海道にやってきた主人公の杉元佐一は戦死した親友の遺言である「妻の眼病を治してやりたい」という願いをかなえるため、北海道に一攫千金を夢見て砂金の採集をしていたところ、ある囚人がアイヌから金塊を奪い埋蔵金として隠しているとの噂話を耳にします。

当初は与太話と疑うも証拠となるものの一部を目にしたことで事実であると確信を持つことになります。
探索を続ける杉元は、ヒグマに襲われますがアイヌの少女・アシㇼパに救われます。
アシㇼパとの話の中でアシㇼパの父が金塊を奪われて殺されたことを知り、金塊を手に入れアシㇼパの父の仇を討つことを条件にアシㇼパに協力を求めます。


この漫画はアイヌの文化についての描写と情報量が非常に素晴らしいです。
特に食文化に関する内容は詳細で、調理方法や加工方法が事細かく描かれています。
狩りについても非常に詳細な内容が描かれており、アイヌ人はどうやって獲物を狩っていたのか、その獲物をどのようにさばいていたのか、日本人が普段の生活で絶対に知ることのないアイヌ文化を「これでもか!」というぐらいに描かれています。
アイヌの習慣や言語等の生活文化にも触れており、とにかく知らなかったことだらけで
北海道の歴史を知るうえで手助けになることは間違いありません。
コミカルで下ネタが含まれる内容ですが、「アイヌ文化を知ることのできる漫画」ということであれば追従を許さない情報量です。

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最後に

おすすめの歴史文化漫画はいかがでしたでしょうか?

「習慣・文化・時代 」を感じられる好奇心が尽きない面白いジャンルで、楽しみながら「知る・学ぶ」ことができます。

このジャンルは繰り返し読むことで、その時代の歴史背景を知ることができるので、他の歴史漫画を読んだときに時代背景を考察することで、より深く内容を理解できるようになります。

 

この手のジャンルはもっと増えてほしいですね。

 

 

 

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