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テレビは信頼できない・面白くない|40代でも情報通信メディアはインターネット利用者が上回る

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こんにちはユレオです。

皆さんご家庭にはテレビがあるかと思いますが、そのテレビを毎日使用されていますか?

使用するというのは「電源を入れている」という意味ではなく、映像と音声により情報通信メディアとして見聞きしたり、コンテンツとして楽しむためにTV番組のコンテンツを見るというような使い方です。

うちでは家に帰ったら見てないけど、とりあえずテレビの電源はつけているよ。

このような使い方をされている方もおられるかと思いますが、こうした使い方はテレビを情報通信メディアとして見ていないと私は考えています。

昨今はインターネットの普及により、テレビを使って情報を入手したり、コンテンツを楽しむという役割はどんどん低下しています。

テレビ番組はインターネットよりも情報が遅く、災害情報や緊急性の高いニュースで無ければインターネットでの情報の方が圧倒的に早くて情報も膨大です。

そのため、テレビの発信する情報の価値は相対的にどんどん低下しています。

また、ここ数年の偏向報道によりテレビは情報として正しくないと広く認識されるようになったことも大きく、純粋に「テレビが嫌い」とか「テレビの情報は信頼できない」と考える方が増えた事も大きいです。

こちらの記事で詳しく触れています。

テレビの偏向報道がひどいと感じる出来事が増えた|テレビ報道の存在価値について こんにちはユレオです。 皆様生活の中でテレビでニュースをご覧になられることがあるかと思いますが、それと同じくネットでニュー...

本日は今後のテレビの「情報通信メディア」としての価値と、今後テレビはどのような道をたどるのかということについて、私の考えをまとめてみたいと思います。

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総務省の調査によると、若者だけでなく40代でもテレビよりネットの利用率が逆転した

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総務省が行った調査で大変興味深いニュースがありました。

2017年の情報通信メディアに関する調査で、40代でも「テレビよりもインターネットを利用する」と回答した人が多かったということがニュースで報道されました。

【40代もテレビよりネット、利用率が初の逆転 総務省調べ】

総務省が27日まとめた2017年の情報通信メディアに関する調査によると、40歳代でインターネットの利用率が平日で83.5%と、テレビ(83.0%)を初めて逆転した。休日も同様で、ネットの84.4%に対してテレビは83.8%どまり。10~30代ではもともとネット利用率が高い。総務省は「より上の年代にも、ネットが広く浸透してきた」(情報通信政策研究所)とみている。

調査は東京大学と共同で13~69歳の男女1500人を対象に17年11月に実施。メディアの利用時間などを日記式で報告してもらった。

1日のうちネットを利用する時間は全年代で一貫して増えている。平日は平均100.4分で、初めて100分を突破した。利用の中身はメールが30.4分で最も長い。次いでツイッターなどのソーシャルメディアが27.0分。ブログやウェブサイトは21.3分だった。

ソーシャルメディアについては全年代で男性に比べて女性の方が利用時間が長い。モバイル機器の利用率は、スマートフォンが80.4%と初めて8割を超えた。

テレビをリアルタイムで視聴する時間は減少傾向が続く。調査を始めた12年には平日平均184.7分だったのが、今回は159.4分まで落ち込んだ。

メディアとしての信頼度は新聞が68.7%で最高。前回16年調査より1.4ポイント低下したが、テレビの63.6%やネットの30.8%などを上回っている。

引用元:40代もテレビよりネット、利用率が初の逆転 総務省調べ 

このニュースを見て皆様はどのように思われたでしょうか?

私はこれを見て思ったのは「まだ40代でも83%の方が平日にテレビを利用しているのか」と感じました。

そしてテレビを情報通信メディアとして利用する人が減ったことについては”その通りだな”としか思いませんでした。

私の周りの同僚に聞いてもテレビを見ない人が多く、ゲーム機の映像を写すモニターとして利用している為テレビを所有している方がおられますが、情報通信メディアとして利用したり、コンテンツを楽しむためにテレビを利用している人は少なく、代わりにインターネットや動画配信サービスを利用している方が大半です。

どうしてこのように情報通信メディアとしてテレビは衰退の一途を歩んでいるのでしょうか?

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テレビが衰退していく要因とは?もはやテレビは時代にそぐわない情報通信メディアになってきている。

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何故世の中の多くの方がテレビを見なくなっているのでしょうか。

テレビを見なくなる理由は人それぞれなので、決まった理由を特定するのは難しいですが、私は以下の理由でテレビを見なくなりました。

単純にテレビがつまらなくなった

「テレビが面白くない」というのは私の主観での話ではありますが、多くの方も同じように思っているのではないでしょうか。

時代と共にテレビを見たいを思うことが減り、また見たいコンテンツもどんどん減っていきました。

テレビ番組自体がつまらなくなっている事も要因ですが、Youtube等のインターネットの動画を垂れ流す番組で、映像の結末を見せずにCMを挟んで引き伸ばしたりするのを見ていると、不快に感じて「普通にインターネットで動画を見たほうが早い」と思い、わざわざテレビで見ようとは思わなくなります。

とにかくCMが頻繁に流され、本来なら5分で伝えれる情報を30分間引っ張るテレビの番組構成は、今の時代にそぐわなく、インターネットの情報スピードになれたユーザーから見ると「つまらない」と感じるだけではなく、イライラや不快感を募らせます。

テレビで報道されるニュースなどの情報が情報通信メディアとして相対的に遅い

テレビの利用価値の高い使い方としては報道番組を見ることにありましたが、最近ではインターネットの方が情報通信メディアとして情報が早く、またどこでもニュースが見れる端末であるスマホが普及したこともあり、テレビの情報通信メディアの価値が相対的に低下しました。

災害情報や緊急性の高いニュースはまだテレビでも速報で伝えますが、ネットより早いということは無く、ほとんどの報道でネットより情報が古いです。

ニュースを初めとする報道番組は情報のスピードが命であるにもかかわらず、インターネットに勝てる要素が無く、多くの方がテレビの報道番組に価値を見いだせず見なくなる理由としては十分だと思います。

テレビの偏向報道がひどいことがバレるようになった

昔はテレビのニュースは正しいと思われていましたが、最近はそうではなく、テレビは嘘の報道や偏向報道をしていると思われるようになりました。

これは「最近になってテレビの報道番組が嘘や偏向報道をするようになった」わけではなく、「以前から嘘や偏向報道をしていたが、最近は報道番組の嘘がバレるようになった」というのが正しいのではと考えています。

昔から報道機関は報道すべき内容を報道しなかったり、印象を操作して世論をコントロールするといった事を行って来ました。

それが昨今のインターネットの普及により「報道番組が嘘の情報を発信したり偏向報道を行っている」ということがバレるようになっただけです。

皮肉にもテレビの報道が嘘の情報や偏向報道をするということを知り、多くの方がテレビへの信頼をなくして見なくなった理由が、インターネットの普及によるものです。

インターネットは「報道番組が嘘の情報を発信したり偏向報道を行っている」ということを広め、テレビの情報通信メディアのシェアを奪い続けています。

テレビは時間を費やす割に情報密度が低く、効率が悪い

テレビ番組を見て今まで知らなかった知識や情報に触れることがありますが、そうした番組を見るにしても時間あたりの情報密度が低くて、純粋に情報を入手するという目的では、非効率だと言えます。

テレビ番組の冒頭で紹介された番組内容をインターネットで検索して、15分間記事を探して読んで知った知識と、1時間テレビで番組を見て知った情報での知識を比較しても、インターネットで調べたもののほうが深く広いという事も珍しくありません。

また、テレビでは基本的に深いところまで情報を発信しないことが大半で、知りたいと考えている情報に一切触れなかったり、時系列での説明を省くなど、情報が偏っていることが多いです。

そういった意味で純粋に情報を入手するメディアとしてテレビは未熟であり、インターネットの方が圧倒的な情報量を入手出来るため、テレビの相対的に価値は落ち続けています。

テレビという情報通信メディアは、「新聞からラジオ」に変わり、「ラジオからテレビ」に変わった歴史と同じ道をたどる

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テレビが無かった時代はラジオが主流で、多くの方がラジオを情報通信メディアとして使って情報を入手していましたが、そのラジオもなかった時代は新聞から情報を入手していました。

こうした時代の流れを考えると、やがてテレビも情報通信メディアの主流ではなくなりインターネットに取って代わるというのは時代の流れで自然なことです。

しかし、昨今のインターネットの普及は「新聞」→「ラジオ」→「テレビ」という情報通信メディアの変化の歴史では起こり得なかった「個人のよる情報の発信」が可能となったため、これまでの流れとは異なる変化をなすのかもしれません。

インターネットの普及により、今までに起こり得なかったパラダイム・シフト(*)が起きているのは間違いなく、今まさに「情報通信メディア」に関する歴史的な変革が起きているのを、目の当たりにしているわけです。

【パラダイム・シフトとは】

パラダイムシフトとは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することをいう。パラダイムチェンジともいう。

引用元:パラダイムシフト – Wikipedia

現在で起きている情報通信メディアの変革は大変貴重な体験であり、情報通信メディアの存在が今後どうなるのかを見守ることの出来る大変おもしろい時代なのかもしれません。

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ドラマや映画は動画配信サービスで手軽に見れるようになった

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テレビはメディアとして衰退していますが、逆に伸びている物としてインターネットを通して見れる動画配信サービスがあります。

動画配信サービスはHuluやNetflixをはじめ、Amazonプライム会員なら見れるamazonプライムビデオなど多様なサービスがあり、映画やドラマを好きな時に好きなだけ見ることが出来ます。

このような使い方はテレビ放送では無理で、圧倒的に動画配信サービスの方が利点が多く、テレビは相対的に価値を下げています。

動画配信サービスは好きな動画が見れるので、テレビに例えればチャンネル数が無数にあることになり、テレビとは比較にもならないうえに、早送りや巻き戻しが出来るということを考えれば、動画配信サービスにはテレビのコンテンツとは別次元の利便性があると言えます。

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最後に

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ここまで今後のテレビの「情報通信メディア」としての価値と、今後テレビはどのような道をたどるのかということについて、私の考えをまとめていました。

総務省の発表にあった「40代もテレビよりネットを使うようになり利用率が初の逆転をした」という報道を紐解くと、いくつか要因がありますが、ちょうど40代は学生時代から新社会人にかけてインターネットが普及しだした世代でもあります。

この世代が情報通信メディアとしてテレビよりもインターネットを利用するようになったというのは必然の出来事であり、若い世代はすでに情報通信メディアとしてインターネットの方が利用率が高いので、時代が進むにつれてテレビの情報通信メディアとしての利用率が低下していくことは確実です。

テレビに必要性を感じていない方もどんどん増えているので、数年後にはテレビを持たない家庭が珍しくなくなり、やがてテレビを持たない家庭が大半を占めるのではと考えいます。

「何をそんなバカな話しがあるものか」と意見もあると思いますが、情報通信メディアとしてラジオを持たない家庭が増え、情報通信メディアとして新聞を購読しなくなった家庭が増えている現状を見れば、起こりえないことではありません

テレビ電波受信機能を持たないテレビ「BRAVIA BZ35F/BZシリーズ」をSONYが発表しましたが、こうした流れも強まり今後テレビを持たない家庭が増えるのは必然です。

テレビという情報通信メディアが今後どのようになるのか見守りたいと思います。

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