ファンタジー漫画

漫画「亜人ちゃんは語りたい」の感想!ファンタジーの住民が日常にいる世界が面白い

こんにちはユレオです。

ファンタジー世界を題材にした作品の多くは中世ヨーロッパを基調とし、剣士や魔法使いが活躍し、冒険者を生業とする職業が存在してダンジョンに潜りモンスターと戦うといった世界を想像するかと思います。

こうした王道スタイルのファンタジー作品は数多く存在し、小説や漫画、映画作品など数多くのコンテンツが作られるようになりました。

しかし、近年はファンタジー作品の解釈の幅が広がり、王道の作品ばかりではなく、様々な形でファンタジーを表現する作品が登場し、多くの人たちを楽しませるようになっています。

本日ご紹介する漫画は、ファンタジーの住民であるヴァンパイア・デュラハン・サキュバスといった亜人が現代の日本社会に溶け込んでいる設定の学園コメディ漫画です。

タイトル:亜人ちゃんは語りたい
作者  :ペトス
連載期間:2015年~2023年
巻数  :全11巻

ファンタジー世界の住民である「ヴァンパイア」「デュラハン」「雪女」「サキュバス」などの普通の人間とは異なる性質を持つ生徒との交流を描いたファンタジー学園漫画です。

かつて怪物や妖怪などと称され迫害されていた「亜人」と呼ばれる特別な性質を持つ人間たちが、やがて一般社会に溶け込むようになったという設定で、現代社会には多くの亜人が普通の人たちに交じって生活を送っています。

そうした亜人に対して国は生活保障等の法整備がなされており、主人公を中心とした普通の人々と亜人の交流を描くヒューマンドラマが中心となった物語構成となっています。

大きなストーリーや目的があるわけでも、日常の何気ない内容をテーマにした日常系漫画でもあり、個性的な亜人たちとの交流が面白くて読んでて飽きません。

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生物教師と亜人との交流を描く面白い漫画「亜人ちゃんは語りたい」のあらすじ

主人公で高校の生物教師である高橋鉄男は、かねてから亜人に対して興味がありましたが、学生時代に亜人を対象とした卒業論文を執筆するための許可がおりず断念し、なし崩し的に教員資格を使って高校の教師になりました。

鉄男は亜人への興味は尽きることなく続いていましたが、赴任4年目にして「バンパイアの少女」「デュラハンの少女」「雪女の少女」「サキュバスの女性」の生徒や教員と出会い、亜人と関わる機会を得ます。

思わぬ形で亜人と直接出会うことが出来た鉄男は、亜人の生徒や同僚である教員とかかわりを持つようになります。

亜人の性質は伝記や言い伝えに多く記録されていますが、実際はどうであったのか、なぜそうした言い伝えが現在に残っているのかということが、これまであまり調べられておらず、鉄男は生物教師として亜人に接することで好奇心を満たすことになります。


引用元:亜人ちゃんは語りたい

鉄男は彼女たちの話を聞きながらそれぞれの亜人の持つ問題に取り組み、日々の高校生活の中で、個性的な亜人たちとの交流が繰り広げられます。

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日常系ファンタジーコメディ学園漫画「亜人ちゃんは語りたい」の感想

この漫画は教師である主人公と、普通の人間とは違う性質を持つ「亜人」が現在の日本にも普通に生活をしている設定で、亜人の生徒や教員との交流を描いたコメディ色の強いストーリーとなっています。


引用元:亜人ちゃんは語りたい

ファンタジー世界の住民である「ヴァンパイア」「デュラハン」「雪女」「サキュバス」などの亜人が政府により生活保障等の法が整備されており、一般人と同じように生活を送っているのですが、そうした世界設定についても触れられています。

また、こうしたファンタジー世界の住民による伝記を科学的に検証したり、人権による問題により、亜人が研究対象にならないなど、細かいところで現実感があります。

こうした亜人は性質は遺伝ではなく突然変異によりもたらされるという設定で、亜人の家族は普通の人間であったりします。

特別な性質を持つ亜人が、世間からは人の「個性」として認められ、一般社会に自然に溶け込んでいるという世界設定が面白く、それぞれ亜人が抱える個人的な悩みや問題を教師の立場から解決していく学園ドラマ的な展開も見せます。

2017年にはアニメ化しており、ファンタジー世界を現在に落とし込んだ学園漫画としても魅力です。

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