魂を揺さぶるヨ!

ブログを通じて「魂を揺さぶり情熱を燃やせる何か」を探し人生を楽しみたいと考えている30代の男です。 アウトドア、インドア、なんでも好きです。哲学や心理学にも興味があります。

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【SF漫画を厳選】絶対面白いSFマンガ!おすすめの時間を忘れて熱中できるマンガのまとめ記事【宇宙からタイムトラベルまで】

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■27作品を掲載!(2018年12月15日 更新)

みなさんSF漫画はお好きでしょうか?SF漫画は他のジャンルに比べて非常に解釈の幅が広く、ハードSFからSFファンタジーまで様々な作品があります。  

SF漫画は作品数が多くて全てのおすすめのSF漫画を紹介するのは難しいですが、SF漫画の中でも私が面白かったと思った漫画をご紹介をしたいと思います。 

 

はじめに

 当ブログでは漫画作品への感想を以下のようなレーダーチャートで表現しております。

レーダーチャートについての説明 

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あくまで個人的な視点での感想ですが、ご参考にいただければと思います。10段階評価の平均を5としております。

レーダーチャートは2種類あり、共通の漫画レーダーチャートSF漫画ジャンルのレーダーチャートと分けております。

単純に漫画の感想を知るには「共通漫画レーダーチャート」をご参考ください。

厳選!おすすめのSF要素のある絶対面白い漫画のご紹介(全27作品) 

人形の国 /弐瓶勉

タイトル:人形の国
作者  :弐瓶勉
連載期間:2017年~
巻数  :既刊3巻(2018年9月現在)

巨大な跡層におおわれた人工天体天体に住む人々が軍国主義の帝国と対峙し、生存をかけて戦うSF冒険ダークファンタジーの物語です。
主人公のエスローとその仲間たちは50世紀前に地底との戦争に敗れた子孫で、極寒の人口天体の地表で生活をしています。
その土地は病気が蔓延し攻撃的な自動機械により安泰なものではなく、厳しい生活を送っていました。
ある日、戦闘訓練中にリベドア帝国の兵士に追われる不思議な少女を助けるのですが、彼女が持っていたものは「世界が終わってしまう」代物でした。
これをめぐりエスロー達が住む拠点が襲われ、エスローも瀕死の状態になりますが、正規人形と呼ばれる存在になり生きながらえ、リベドア帝国に復讐を誓います。

 

この漫画はSF漫画の巨匠である弐瓶勉の漫画作品で、弐瓶勉特有の世界観である「超巨大建造物」「独特の単語」があふれる内容で、世界観などが多くが語られないまま話が進行していきます。
話が進むに連れて世界の情報が少しづつ読者に伝わるような流れとなっており、弐瓶勉の作品である「BLAME!」や「シドニアの騎士」などで登場するキーワードも含まれるため、弐瓶勉のファンにはたまらない内容となっています。
ストーリーはSF冒険ダークファンタジーですがコミカルな表現もあり、テンポよく読むことができる今後が楽しみな作品です。

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五佰年BOX(いほとせボックス) /宮尾行巳

タイトル:五佰年BOX(いほとせボックス)
作者  :宮尾行巳
連載期間:2017年~2018年
巻数  :全4巻

蔵の整理をしたところで奇妙な木箱を見つけるのですが、木箱の中はミニチュアの昔の日本の姿が箱庭のようになっており、小さな人々が動き生活をしています。
主人公で大学生の遠野叶多は幼馴染の和泉真奈の家の蔵の掃除を手伝っていたところ、蔵の底に地面に埋められる形で保管された奇妙な木箱を見つけます。
その木箱の中は古い日本の姿が「箱庭」のようにミニチュアになっていますが、その木箱の中には人もいて動いており、「昔の日本の世界」が完全に再現されていました。
ある日、叶多は木箱の中で野盗が村人を襲う場面を目撃して、とっさに木箱の中に手を入れて村人を救います。
叶多はこの奇妙な木箱の存在を詳しく聞くため、真奈の家を訪れるたところ、真奈の父親から「うちには真奈なんて娘はいない」と言われます。

 

この漫画は蔵の中から出てきた奇妙な木箱を巡るタイムパラドックスの様相を見せる非常に面白い展開のSF漫画です。
木箱の中の昔の日本の世界に干渉すると、叶多が住む現実の世界に影響を与えて、場合によれば存在していた人が突然「そもそもいなかった」事になります。
そして同時にいなかったことで生活を送ってきた記憶も持つようになり、木箱の中の「昔の日本の世界」に干渉をすると現世の世界が変わる事に叶多は気が付きます。
叶多は元の真奈が居た世界に戻すために奮闘するのですが、タイムパラドックスやパラレルワールドなど読者をぐいぐいと引っ張る内容でSF好きの方にお勧めの漫画です。

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刻刻 /堀尾省太

タイトル:刻刻
作者  :堀尾省太
連載期間:2008年~2014年
巻数  :全8巻
「止界」と呼ばれる時が止まった世界で繰り広げられる"時を止める力"を巡るSF漫画です。
主人公の佑河樹里は幼少の頃に飼い犬が寿命を迎えた事に対して受け入れることが出来ずにいたところ、祖父が「止界術」と呼ばれる力を使い、樹里と「止界」という時が止まった世界に入ります。
「止界」は時が止まった世界なので、永遠に飼い犬は死を迎えることはありませんが、時が止まっているので飼い犬は動くことは無く、祖父の説得もあり樹里は飼い犬の死を受け入れることができました。
そうした「止界」での不思議な出来事は祖父により全て夢だと思い込まされ、そして時は過ぎます。
大人になり就職活動に追われるようになった樹里は祖父と両親と兄と妹と妹の甥の大家族で平凡な生活を送っていましたが、ある日兄が幼稚園に甥を迎えに行ったところ、誘拐事件に巻き込まれて二人とも誘拐されることになります。
犯人は身代金500万円を要求して受け渡し時間までに来なければ人質を殺すと伝えます。
受け渡し時刻まで30分もなく、間に合わない事を悟った樹里は誘拐犯と刺し違える覚悟で二人を助けに行こうと身代金の受け渡し場所に向かおうとしますが、それを見ていた祖父が樹里を止めて、居間に置物として扱われていた「止界術の石」に手を置き「止界術」を発動させて、祖父と父と樹里の3人で時が止まった世界である「止界」に入ります。

 

このマンガは「時を止める力」と「時が止まった世界」を巡り奪い合いを行うSF漫画なのですが、この特殊な時が止まった世界の表現がとても素晴らしく、日常のワンシーンを切り出したかのように描かれています。
作中で止めた時間帯が夕方の日が沈む直前で、変化が一番大きな時間帯で静止しているということもあり、物語を通してずっと夕方が続くことで「時が静止した世界」を強く意識させられます。
時間を止める「タイムストップ」をテーマにした映画やマンガは世にたくさんありますが、この「刻刻」での「時が静止した世界」の表現は非常に細かく描写されており、リアルに感じることが出来ます。

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2018年にアニメ化しました。

 

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション /浅野いにお

タイトル:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション
作者  :浅野いにお
連載期間:2014年~
巻数  :既刊7巻(2018年12月)
突如巨大な円盤が現れ「侵略者」より攻撃を受けた事で多くの死者を出した円盤騒動事件から3年たった東京の渋谷を舞台にした青春SF漫画です。
主人公で女子高生の小山門出は3年前に巨大円盤である宇宙船が現れた際に父親を亡くして、母は円盤騒動による汚染物質を避けるために東京を離れている為、門出は一人暮らしをしています。
「侵略者」は母船から小型円盤が定期的に出撃してきますが、自衛隊はそれに対して有効な対抗手段を持っており、逐次迎撃をするといったことが日常となっています。
その為、3年前の円盤襲来の頃のような緊張感が無く、上空には母艦の円盤が浮いたままになっています。
自衛隊と侵略者との戦闘が時折行われることが日常となった東京で、小山門出は友人たちと共に青春を謳歌します。

 

この漫画は突如上空に巨大な円盤が出現して「侵略者」により日常的に攻撃を受けて自衛隊と小競り合いが続く東京を舞台にした主人公を中心とした青春の日常を描くSF漫画です。
侵略者の目的が分からないまま自衛隊との戦闘が続く中、日本政府は政治的な目的の為に侵略者との戦闘を継続しており、もはや巨大宇宙船がそこにあることが日常となっています。
日常の中に非日常の円盤騒動が加わるのですが、この円盤により人類が滅亡する事が物語の冒頭で示唆されており、人類の終末へと続く物語がどのようになるのか、今後の展開が非常に気になる漫画です。

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シドニアの騎士 /弐瓶勉

タイトル:シドニアの騎士
作者  :弐瓶勉
連載期間:2019年~2015年
巻数  :全15巻
太陽系がガウナと呼ばれる宇宙生命体によって破壊された1000年後の未来、人類が種の存続をかけて巨大宇宙船で太陽系を脱出して移民できる惑星を求め旅するSF物語です。
主人公の谷風長道は宇宙を旅する播種船(はしゅせん)「シドニア」の最下層部で祖父と隠れるように暮らしていましたが、祖父が亡くなった後に上層部に出たところを捉えられます。
祖父はシドニア船の重要な人物で過去に通常兵器でガウナを撃退することの出来る唯一のエースパイロットでクローン素体となる人物でしたが、赤子まで成長した自身のクローンを奪いシドニアの住区外に逃亡していました。
谷風長道は祖父より「衛人」と呼ばれる人型の主力戦闘機の操縦士としての技術、心構えを伝授されており、シドニアの歴史的名機である「継衛」を与えられ戦果を上げます。

 

この漫画はSF漫画界の巨匠 弐瓶勉の作品で、綿密な世界観設定や巨大宇宙船、巨大構造物等、SFファンが喜びそうな要素が満載の漫画です。
これまでの弐瓶勉の作品にあった「ダークSF」の世界感から大きく様変わりして、「明るいSF」の様相を見せており、SFだけではなく「ラブコメ要素」や「メカ・ロボット物」の要素が加わり、一気に読者層の幅を広げた作品です。
しかし戦闘シーンは非常に緊張感があり、圧倒的に不利な人類がどのように難所を乗り越えるかという手に汗握る攻防が続きます。
慣性の法則や宇宙における相対速度など、これまで多くのSF作品が表現を避けてきた物理法則などもしっかりと描写しており、SFファンにはたまらない作品です。

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2014年にアニメ化しています。

不滅のあなたへ /大今良時

タイトル:不滅のあなたへ
作者  :大今良時
連載期間:2016年~
巻数  :既刊8巻(2018年9月)

何者かによって生み出された不死の”球”の存在が地上に投げ入れられ、その球が様々な情報を写し取り、やがて自我を持ち世界を旅するSFファンタジー漫画です。
観測者と呼ばれる存在により生み出された”球”はあらゆる物から強い刺激を受けることでその性質を記憶して模倣することが出来ます。
球は地上に降り立ったあと、岩などの無機質なものに変化しますが、やがて力尽きた狼の姿を写し取り、自我を持ち自由に動き回れるようになります。
その後少年と出会い、その少年の死の刺激により人の姿を手に入れ球は「フシ」と名乗ります。
その後も、光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ等の刺激に満ちたこの世界のものを写し取りながら、あらゆる刺激を吸収するために、観測者を共にしながら永遠と世界を旅をすることになります。

 

この漫画は主人公が人間では無く、不死の存在である「球体の何か」であり、その球が写し取った物体や生命の姿を借りながら永遠と世界を旅していく壮大なSFファンタジーの物語です。
世界観が独特で、地球とも異世界とも言えない様相が面白く、フシ以外の存在は時間が流れ、年老いて死んでいくわけですが、フシという不滅の存在が特異に表現され、近年の漫画にはない深いストーリーとなっています。
哲学的な要素もあり、読者への問いかけや死生観など、答えのないモノに対する追求など、深く考えさせられる描写が多く、漫画を読んでいて不思議な感覚になります。
個人的には似たような感覚に陥った漫画作品として手塚治虫の「火の鳥」が挙げられ、不滅の存在であるフシだけが移りゆく世界に取り残され、それがよりフシの特異な存在を際立たせます。
少しずつ読まずに一気に読んでしまうほうが理解しやすく、漫画作品としてはなかなか得られない思想や満足感が得られるので、是非ともおすすめします。

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信長のシェフ /西村ミツル

タイトル:信長のシェフ
作者  :西村ミツル
連載期間:2011年~
巻数  :既刊22巻(2018年10月現在)

現在の料理人が戦国時代にタイムワープし、当時の有力大名である織田信長に仕え、戦国時代の歴史に介入していく壮大なグルメ料理&SF歴史漫画です。
主人公でフレンチ(西洋料理)の料理人である葛城賢一郎(ケン)は、永禄11年(1568年)の戦国時代にタイムスリップした際に自身の記憶を失ってしまいます。
自分自身が誰で、これまでどんな生活を送ってきたのかといった記憶は失っていますが、自分が平成の日本で生活していて、今いるこの地は過去である戦国時代であることは認識しており、知識や教養といった記憶は失っておらず、料理や野草の知識、日本史において大きな合戦や歴史上の出来事は覚えています。
ケンは料理の知識が深く、有機農法や調味料の作り方や当時の日本にはない食材を使った料理など幅広い料理とそれにまつわる知識を使うことで京の都で評判になるのですが、そのケンを織田信長は自分の料理頭に取り立てることになります。

 

この漫画は現在の知識と教養を持った料理人が、戦国時代真っ只中の1568年にタイムワープをするという突拍子もない展開から始まりますが、当時の歴史や文化を調べた上でのお話となっており、フィクションではありながら歴史をしっかりと土台にした物語となっています。
いきなり戦国時代に放り出された状態で一人で生き抜くために、料理人としてのスキルを使い当時の日本にはない料理方法や調味料を生み出し、京の都で評判になったことで、歴史上の人物である織田信長と関わりを持つことになるのですが、結果的にケンは歴史に介入することになり、史実とは異なる歴史展開を見せることになります。
歴史通りの結末ではなくなることが予想され、今後どのような物語展開になるのか、大変楽しみな漫画です。

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2013年には実写ドラマ化しています。

 

食糧人類-Starving Anonymous- /原作.蔵石ユウ 漫画.イナベカズ

タイトル:食糧人類-Starving Anonymous-
作者  :原作.蔵石ユウ 漫画.イナベカズ
連載期間:2016年~
巻数  :既刊6巻(2018年11月現在)

地球温暖化が深刻化した現代日本を舞台として、人類が異星人により食料とされている事実を隠蔽した政府施設に囚われた主人公たちが脱出を試みるSFホラーサスペンス漫画です。
世界を取り巻く地球環境は悪化の一途をたどり、温暖化が進んだ結果、日本は3月にも関わらず真夏のような装いを見せています。
主人公で高校生の伊江は日々の日常生活を送る普通の高校生ですが、学校帰りに乗ったバスで突然意識を失います。
気が付くと、バスの乗客が全て食品工場のようなところに運ばれ、人間をまるでモノのように扱う職員と、人間をまるで食肉のように扱い解体されている姿を目にします。

 

この漫画はかなりショッキングなシーンが連続する漫画ですが、物語の冒頭でいきなり大きな謎の施設に囚われるところからスタートして、その施設の秘密と、施設の存在意義が次第に明らかになっていく展開が面白い漫画です。
人間を食糧として解体する職員も人間であり、何故そんなことをしているのか、そうした行為がなぜ世間にバレることなく隠蔽されているのかといった謎を少しづつ紐解きながら、黒幕がやがて明らかになります。
グロテスクなシーンが存在するので読者を選びますが、SFホラーサスペンス漫画として大変面白い作品です。

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地球の放課後 /吉富昭仁

タイトル:地球の放課後
作者  :吉富昭仁
連載期間:2010年~2012年
巻数  :全6巻 

謎の生命体「ファントム」が現れたことで地球上から人類が消滅した世界に残された男女4人の生活を描いたSFサバイバル漫画です。
川村正史、早苗、八重子、杏南の1男3女は「ファントム」と呼ばれる謎の生命体の襲撃により人類が消滅した世界で助け合いながら生活を送っています。
街中に菜園を作って野菜を作り、無人となったスーパーから食料を確保するなど、物資が豊富な東京でのサバイバル生活を送る事となります。
ファントムの正体は何なのか?消えた人類はどうなってしまったのか?物語が進むにつれて様々な謎が次第に明らかになっていきます。

 

このマンガは悲壮感の無い日常系サバイバルを描く内容ですが、根底にSFミステリーの要素があり、何故人類が地上から消滅したのか、「ファントム」の正体は何なのかといった謎が大きなテーマとなっています。
インフラが無くなった東京が舞台ですが、物資は残っており街も大きく荒廃していないので、サバイバル生活と言いながらも文明的な生活を送ります。
物語の終盤で「ファントム」の正体や、川村正史、早苗、八重子、杏南の1男3女がなぜ地球に残されたのかという理由が明かされ、SF漫画としても大変面白い内容となっており、大変お勧めのマンガです。

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All You Need Is Kill /原作.桜坂洋 漫画.小畑健

タイトル:All You Need Is Kill
作者  :原作.桜坂洋 漫画.小畑健
連載期間:2014年
巻数  :全2巻

「ギタイ」と呼ばれる異星人による攻撃を受けている地球が舞台のSF漫画です。
統合防疫軍に所属する主人公キリヤ・ケイジは初陣で特殊なギタイと相打ちをして戦死しましたが、何故か気が付くと初陣の前日に戻っていました。
その後も死んでも「初陣の前日に戻る」ということが繰り返され、やがてキリヤは戦場から逃れようとしますが、「ギタイ」はキリヤを狙うかのように目の前に現れ、そして殺されることになります。
キリヤは覚悟を決め、「ギタイ」を倒すために”死んでも記憶を得たまま時間をさかのぼる”ことを利用して経験を積み重ねます。
その結果、死を繰り返すことで新兵でありながらベテラン兵の働きぶりをして活躍するようになります。
その後US特殊部隊のリタと出会い、リタはキリヤがループしていることを見破ります。
リタは過去に時間のループを経験したことがあり、ループの現象の正体と逃れる方法を知っており、キリヤに協力することになります。

 

このマンガは桜坂洋の小説が原作で小畑健がマンガを担当しています。
世の中には様々なループもののお話がありますが、小説が発表された2004年では比較的新鮮な設定だったと思います。
初めて日本のライトノベルがハリウッド映画として映像化されるということで、映画版の発表の際は話題になりました。
桜坂洋はゲームから小説のアイデアが浮かんだそうで、主人公が戦闘経験を積むことでベテラン兵士として成長していく過程はゲームのそれと同じように思えます。
小説の内容と漫画の内容は同じですが、映画はアレンジが加わっています。
お手軽に楽しみたい人は、「マンガ読んでから映画をみる」というコースをお勧めします。

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ハリウッド映画版は後半はほぼオリジナルストーリーです。

 

時間島 /原作.椙本孝思 漫画.松枝尚嗣

タイトル:時間島
作者  :原作.椙本孝思 漫画.松枝尚嗣
連載期間:2014年
巻数  :全1巻

かつて炭鉱として栄えた孤島を舞台に、閉鎖空間での連続殺人事件とタイムワープが絡むSFミステリー・サスペンス漫画です。
主人公でADの仕事をしている佐倉準は廃墟の島「矢郷島」でのテレビ番組の撮影の為に撮影スタッフや役者の9名と共にロケの為訪れています。
佐倉は地底湖で会社から支給されていた携帯電話を落としてしまうのですが、地底湖に落としたはずの携帯から突如動画メールが送られ、5年後の未来にいるというミイラ姿の人物から、ロケ参加者の9名が皆殺しにされると予言されます。
この廃墟の島は以前から神隠しなど不思議な現象が起きていた島で、島民からは「時間島」と呼ばれている島でした。
ロケ参加の9名は嵐の為に足止めされて、島から出れずに次々と災難に見舞われ命を落としていきます。

 

この漫画は基本は孤島という閉鎖空間を舞台にしたミステリー・サスペンスものなのですが、そこにタイムワープという時間の概念が加わったSFミステリー・サスペンス漫画です。
2010年に出版された小説が原作で、全1巻にまとめられた内容になっています。
地底湖に落とした携帯電話は5年後にタイムワープし、その携帯電話を通してミイラ姿の謎の人物から動画メールが送られ、その人物はロケ参加者9人の中の唯一の生き残った人物で、その人物から未来を変えるために9人の中から犯人を見つけるよう言われます。
物語の大筋である殺人犯を見つけるミステリー・サスペンスのストーリーに、SF要素である時間の概念をストレートに加えた内容で、全1巻とコンパクトにまとまっている面白い作品です。

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レベルE /冨樫義博

タイトル:レベルE
作者  :冨樫義博
連載期間:1995年~1997年
巻数  :全3巻

山形県を舞台にした宇宙人の王子の騒動に巻き込まれる主人公を中心としたオムニバス形式で展開されるSF物語です。
主人公で高校生の筒井雪隆は高校への進学で親元を離れて一人暮らしを始めることになりますが、引っ越したその日に契約したはずの部屋で生活している男に出合います。
この男は宇宙人の王子であることを語りますが、雪隆は信じられずにいました。
しかし、この王子を巡って護衛やさらには山形を縄張りとする好戦的な宇宙戦闘民族ディスクン星人まで動き出すことになります。
雪隆の穏やかな高校生活は一変して地球の命運にも絡む騒動に巻き込まれることになります。

 

この漫画はHUNTER×HUNTERで有名な冨樫義博の漫画で、時期的には幽遊白書とHUNTER×HUNTERの間に連載されたマンガです。
物語が面白くて良く練られており、週刊少年ジャンプで連載中も不定期な感じでしたが、大変話が面白くてオムニバス形式で展開されるので、楽しみにしていたのを覚えています。
シリアスな絵柄でありながら内容は非常にコミカルで全三巻と短いですが満足度の高いマンガです。

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2011年にアニメ化されました。

 

地底旅行 /原作.ジュール・ヴェルヌ 漫画.倉薗紀彦

タイトル:地底旅行
作者  :原作.ジュール・ヴェルヌ 漫画.倉薗紀彦
連載期間:2015年~
巻数  :既刊4巻(2017年11月現在)

主人公のアクセルは鉱物学の学者である伯父のリーデンブロック教授のもとで助手をしていました。
ある日リーデンブロックは古書を手に入れ帰宅します。
この古書には16世紀の錬金術師が書き残した暗号文のメモが挟んであり、この暗号を解読したところ内容は驚くべきもので、「スネッフェルス山にある火口の中を降りていけば、地球の中心に到達できる」と言うものでした。
好奇心が抑えきれないリーデンブロックは、すぐに出発することを決めてアクセルと共にスネッフェルス山があるアイスランドへと向かいます。
アイスランドに着いたリーデンブロックとアクセルは現地の猟師であるハンスを雇い、スネッフェルス山に案内してもらい、噴火口から地球の内部への入り口を見つけることになります。

 

このマンガはジュール・ガブリエル・ヴェルヌの小説「地底旅行」を倉薗紀彦がコミカライズした作品です。
「地底探検」は約150年前の小説ですが過去何度か映画化されており、有名な「センター・オブ・ジ・アース」も「地底探検」が原作となっています。
古典SFとして時代を超えて良さが伝わる冒険物語で長年支持されている作品で、物語の展開が面白く次々と想像を超える出来事が起きるので、読んでいてわくわく感が止まりません。
マンガの絵柄は骨太で非常に硬派で迫力があり、緻密に描きこまれた描写はまさに「地底探検」という古典SFの作風にぴったりです。 

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地底旅行が映像化されています。  

 

ゴールデンゴールド /堀尾省太

タイトル:ゴールデンゴールド
作者  :堀尾省太
連載期間:2015年~
巻数  :既刊4巻(2018年5月現在)

瀬戸内海のとある島に住む少女が謎の置物を見つけることで始まる、SFミステリーサスペンスホラー漫画です。
主人公で中学3年生の早坂琉花は人の心の動きに敏感で、広島の中学校に通っていましたが不登校になり、父方の祖母が住む寧島に移り住みます。
琉花は寧島で出会った同級生の少年・及川に恋をしますが、及川は琉花を友人としか見ておらず、関係が進展することはありませんでした。
ある日、琉花は海辺で謎の置物を拾い、山中の祠に祀って及川との関係が進展するように祈りを捧げたところ、置物は命を宿して動き出して琉花の家に住み着く事態になります。
しかし島民には「50代ぐらいの小柄な男性」として見えるようで大きな問題にはならず、同時にどういったわけか、琉花の祖母が営む民宿や雑貨店が繁盛し始めます。
置物はやがて「フクノカミ(福の神)」と名付けられ、どこか禍々しく怪しい動きで島民たちを操り始めます。

 

このマンガはジャンルの幅が非常に広く、SF要素やホラー要素のある内容でジャンルを絞りにくい漫画です。
フクノカミは島民からは「50代ぐらいの小柄な男性」と映りますが、島民以外の人々には「動く謎の人形」として映っています。
この「フクノカミ」には富をもたらす力があり、フクノカミが住み始めたことで祖母が営む民宿や雑貨店が繁盛し、やがて島全体を巻き込んだ事業へと発展しようとします。
謎のフクノカミがどのような存在で結末がどうなるのかが大変気になるマンガで、ホラー要素は若干ありますがそれほど抵抗なく読める内容となっています。

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亜人 /桜井画門

タイトル:亜人
作者  :桜井画門
連載期間:2012年~
巻数  :既刊13巻(2018年11月現在)

1990年代にアフリカの戦場で死なない生物「亜人」が確認され、世界中で大騒ぎになります。
亜人は死亡すると驚異的な再生能力で即座に蘇る特性を持ちますが、死なない限りその特殊な再生能力が発揮されないため、死亡するまでその人物が亜人であるかどうかを知ることが出来ません。
高校生で主人公の永井圭は下校途中で交通事故に遭い死亡しますが、事故直後に肉体が再生して蘇り自身が亜人であることを知ることになります。
この事故は多くの人に目撃されて圭が亜人であることが報道されてしまいます。
亜人は希少であるため懸賞金がかけられており、政府や警察などの国家組織が捕獲しようとします。
圭は日常が崩れて逃亡生活を送ることになりますが、「帽子」と呼ばれる男が接触してきます。

 

このマンガでは「亜人」と呼ばれる「人の姿をしているが人ではない生き物」が人間社会の中に紛れ込んでいるという事実がわかってからしばらくした世界が描かれており、圧倒的な少数で「人ではない生き物」に対する世間との対立や扱いがリアルに描かれています。
亜人は死なないが、死亡後に即座に再生して蘇るだけなので死ぬまでは痛みを感じて苦しむことになり、「不死身で強い生き物」で万能という感じではなく、世間から「追われる生き物」として描かれます
このマンガは戦闘の描写が細かく迫力があり、物語全体を通して緊張感が続き、読者を引きつけます。
また「黒い幽霊」と呼ばれる亜人特有の能力が登場して戦闘がより過激になり、戦いが主体の展開になります。
「亜人」という謎が解明されていくのか、今後の展開が気になる漫画です。

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大変見ごたえがあるのでぜひお勧めします。

テセウスの船 /東元俊哉 

タイトル:テセウスの船
作者  :東元俊哉
連載期間:2017年~
巻数  :既刊5巻(2018年10月現在)

28年前にタイムスリップした主人公が、自分の父親が犯した1989年の大量殺人事件の真相を追うSFミステリー漫画です。
主人公の田村心の父親は児童含む21人を毒殺した「史上最悪の殺人事件」の犯人である佐野文であり、心と兄妹は「史上最悪の殺人事件の犯人の子供」として幼少の頃より世間から叩かれて生活を送ってきました。
1989年当時警察官として北海道の音臼村に駐在していた佐野文は、事件の犯人として逮捕され、その時から佐野の妻と子供たちは世間から逃げるように生活を送ります。
その息子である心は28歳になり、妻の死をきっかけに佐野文の冤罪の可能性を感じて独自に調査を始める為に音臼村に訪れますが、突如濃霧が発生して気が付くと1989年にタイムスリップしていました。

 

このマンガは父親が大量殺人犯として世間で大きく報道され、そのことで引っ越しを繰り返してきた妻とその子供たちの生活に触れられており、父親で殺人犯の「佐野文」との関りを限りなく消しながら生活を送る描写が非常にリアリティがあります。
心が生まれた時には父である佐野文は逮捕されており心は父に会ったことは無く、タイムスリップした1989年の音臼村で初めて父親を目にすることになります。
父との会話の中で犯人が父ではないと感じた心は、冤罪の可能性を信じて事件の真相と真犯人を追うため1989年の音臼村にとどまることを決意します。

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プラネテス  /幸村誠

タイトル:プラネテス
作者  :幸村誠
連載期間:1999年~2004年
巻数  :全4巻

人類が宇宙開発を進め月面での資源採掘を行うようになった2070年代が舞台のSF漫画です。
人類は宇宙開発を進め月や火星には居住施設を作り、木星への有人探査計画も進めている時代になっていました。
宇宙ステーションや月面には多くの人たちが生活し、様々な仕事をするようになり、宇宙で仕事をするというのが特別なことではなくなった時代の物語です。
そのような宇宙開発で生まれたスペースデブリ(宇宙空間のゴミ)が地球軌道上にあふれて、宇宙船に衝突する事故が起きて社会問題となっていました。
主人公の星野八郎太は宇宙で働くデブリ回収業者のサラリーマンで「自家用宇宙船を手にする」という夢を追いながら仲間と共に仕事を続けていました。
仕事中の事故に巻き込まれたことがきっかけで自分の内面を見つめ直すことになり、周囲の人間に支えられながら仲間と共に成長していきます。

 

このマンガは近未来のお話ですが、科学水準が現在と桁違いにかけ離れていない為、物語の中での生活の描写がある程度身近に感じられます。
SF漫画ではありますが物語のテーマとして人間ドラマや哲学の要素が大きく、人の感受性や物事のとらえ方など、非常に感銘を受けるお話が多いです。
私はこのマンガの第2話がとても好きで感銘を受けました。
第2話の内容を一言で説明すると「幸福や不幸というものは”周囲の状況”で決まるのではなく”事象を受け止める人の心”で決まる。」という内容です。
SF漫画でありながら哲学的な内容のお話が多く、何度も読み返したくなる漫画です。

 

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 2003年にアニメ化しています。

 

七夕の国 /岩明均

タイトル:七夕の国
作者  :岩明均
連載期間:1997年~1999年
巻数  :全4巻

大学生で主人公の南丸洋二は「新技能研究会」部長で、どんなものにも小さな穴をあける”超能力”を持っています。
まぎれもない超能力ですが取るに足らない内容の為、仲間内の遊びで終わっていましたが、同じ大学の教授も同様の能力を持ち、南丸よりも大きな穴をあけることが出来ました。
その教授は超能力のルーツを調べるために消息を絶ちます。
南丸とゼミ仲間は「丸神の里」と呼ばれている丸川町を訪れ、教授の痕跡を探しますが、そこで南丸が丸神の里の大名の末裔ということがわかり、思わぬ歓迎を受けます。
丸神家の末裔の持つ超能力の秘密と教授の消息を探る為に、丸神の里へ深入りしたことで様々な事件に巻き込まれていきます。

 

このマンガは全4巻と比較的短いお話なのですが、第1話の段階で最終話までのネームができていたのかと驚くぐらいまとまった構成と伏線の回収が行われます。
前半で出てきて様々な伏線を後半で怒涛の勢いで回収していく様は圧巻で、話に無駄な話数もなく4巻できっちりと終わらせ読み終わった直後の満足感が高いです。
このマンガの中で出てくる超能力は2つあり、一部の人間しか使えない「手が届く」力と、丸神の里の住民の多くが持つ「窓の外を見る」力があり、この2つの力をめぐる物語なのですが、「手の届く」力は使い続けると人間としての容姿を失っていきます。
この2つの力の名前がなぜそのような名前なのかということが後半で明らかになっていきます。

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砂ぼうず /うすね正俊

タイトル:砂ぼうず
作者  :うすね正俊
連載期間:1997年~
巻数  :既刊20巻(2018年8月現在)

数百年後の地球を舞台としており、文明が崩壊して終末を迎え、砂漠化が進み砂の海に沈んだ関東平野で便利屋という名の傭兵業を営む主人公が活躍するSFミリタリー漫画です。
主人公の水野灌太は凄腕の若手便利屋として生計を立てており、”砂漠スーツ”と呼ばれる特殊なスーツを身にまとい、日中の極度の乾燥と夜間の極寒を繰り返す過酷な砂漠環境の中、血なまぐさい依頼も含む様々な仕事を請け負っています。
旧文明の遺産を運用する城塞都市「オアシス」が支配する階級社会の中、人々は争いを続けており、オアシスの管理外では無政府状態とも言える秩序の無い状態が続いています。
そんな弱肉強食の世界で灌太は「砂ぼうず」と呼ばれ、金と名誉のためなら何でする強かさで関東大砂漠の世界で一人生き抜きます。

 

この漫画は人類が文明の絶頂期を迎えた後に崩壊した地球が舞台となっており、旧文明は全て砂漠の砂に埋れてしまっており、人々は旧文明の遺跡から発掘されたテクノロジーを使って生き延びています。
「オアシス」と呼ばれる政府組織の存在はありますが、国家としての規模ではなく、人々は毎日を生き抜くために弱肉強食とも言える厳しい世界でたくましく生き抜いています。
この漫画は銃器や兵器等の描写には強いこだわりを感じられる作品で、ミリタリーマニアの方から見ると興味深い内容が多く、戦闘シーンは大変迫力があります。
連載は現在も続いており、結末がどうなるのか気になる漫画です。

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この漫画は2004年にアニメ化しています。

 

宇宙兄弟 /小山宙哉

タイトル:宇宙兄弟
作者  :小山宙哉
連載期間:2008年~
巻数  :既刊34巻(2018年10月現在)

近未来の日本のJAXAやアメリカのNASAなどの宇宙開発組織が舞台のSF漫画です。
主人公の南波六太は弟の南波日々人と共に幼少の頃に謎のUFOを目撃したことがきっかけで「一緒に宇宙飛行士になろう」と誓い合います。
そして19年後の2025年に日々人は宇宙飛行士になる夢をかなえます。
日々人は月面長期滞在クルーの一員として歴史に名を残そうとしていましたが、六太は日々人を侮辱した上司に頭突きをしたことが原因で勤めていた会社を退職して無職となっていました。
そんな鬱屈した日々を送る六太の下にJAXAから宇宙飛行士選抜の書類審査通過の通知が送られてきます。
これは幼少の頃に立てた誓いを忘れていなかった日々人が六太の知らぬところで応募していたものでした。
宇宙飛行士になることを諦めていた六太は再び宇宙飛行になることを決意し動き出します。

 

このマンガは日本のJAXAやアメリカのNASA等、実在する組織を舞台としたお話で、ものすごく取材がされており、近未来のお話ですが現在の科学水準からそれほど変わることが無く、現実のように受け入れられます。
国際宇宙ステーションや実在する宇宙関連施設が登場し、現在のNASAやJAXAが抱えている問題や今後の宇宙開発の未来がどうなっていくのかを知ることが出来ます。
宇宙飛行士になる為にはどういったことが必要なのか、どのような訓練をするのかと言った一般人では知り得ることがない宇宙飛行士の日常を知ることが出来るマンガで、将来宇宙飛行士を目指したいと考えている小中高生にはお勧めできる内容です。

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この作品は2012年に実写映画化しており、同年にはアニメ化もしております。

 

BLAME! /弐瓶勉

タイトル:BLAME!
作者  :弐瓶勉
連載期間:1997年~2003年
巻数  :全10巻

遥か未来の地球が舞台のハードSF漫画です。
大地は建物に覆われ機械による都市の建築が果てしなく続き階層化され、巨大なネットワークが都市構造をつなぎ、「ネットスフィア」と呼ばれるネットワーク社会を「統治局」が管理していましたが、「厄災」により「ネットスフィア」は機能不全に陥り人類は感染症の蔓延によりネット端末に接続するための遺伝子が失われ、ネットワーク社会が崩壊します。
「ネットスフィア」の制御が失われた結果、建設機械は都市構造の増築を繰り返し、やがて月をも内部に取り込むほどに膨れ上がります。
生き残った人類は「ネットスフィア」から不法居住者とみなされ、セキュリティの観点から排除される対象となっています。
こうした状況を救うために、主人公の霧亥はネット端末に接続できる感染前のネット端末遺伝子を求めて探索を続けることになります。

 

このマンガのストーリーは単純で目的もはっきりとしているのですが、世界を取り巻く情勢と、なぜそのような世界が構築されたのかがはっきりと説明されておらず、漫画世界の造語的が多く登場して理解が追い付かない箇所がいくつかあります。
セリフが非常に少ないマンガなのですが時折世界設定を語られる描写があり、その情報を読者がつなぎ合わせて「BLAME!」の世界を想像して理解を深めていくことで、読者もそのSFの世界をリアルに想像することになります。
このマンガの魅力は何と言っても「巨大建築物」で、作中では建設者という機械が無作為に都市を増築していますが、その都市がどれぐらい大きさなのか細かく語る描写はありません。
作者の弐瓶勉は「ある意味、「BLAME!」の主人公は建物かもしれない」と述べており、どこまで続くとわからない巨大都市はSF好きにはたまらない世界観です。

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百万畳ラビリンス /たかみち 

タイトル:百万畳ラビリンス
作者  :たかみち
連載期間:2015年
巻数  :全2巻

大学生で人との関わりが苦手な主人公の礼香はゲーム会社でバグ探しのアルバイトをしていました。
ある日突然ゲーム会社の寮が畳敷きで構成された未知の木造建造物に変化し、上下も無くなり無限に畳の間が続く不思議な空間に閉じ込められてしまい、一緒に閉じ込められたアルバイト仲間の庸子と共に、脱出を試みます。
この不可思議な木造迷宮では常識では起こりえない現象が起こります。
階段の先に人影が見えたので追いかけるが、一向に近づかないと思いきやその人影が自分たちであったり、壁の一部をはがすと別の空間が広がっていたりします。
礼香は普段は何かと抜けた性格でだらしない女性ですがゲームがとにかく好きで、ゲームに対する好奇心とバグを見つける天性の勘が鋭く、この不可思議な木造迷宮の攻略に意気揚々と突き進んでいきます。

 

この漫画で登場する”不可思議な木造迷宮”はファミコン世代から現在のプレステ4世代のゲーマーまで、一度は経験したゲームならではの「ルール」「法則」「表現」が詰まっており、思わず「にやっ」としてしまう演出がもりだくさんです。
また、木造迷宮の攻略方法がゲームの攻略の王道のであったり、ゲーム特有のバグを利用した斬新な方法であったりと、読んでいて「ああ、なるほど!この方法で攻略するか!」と感心させられます
良くある”閉じ込められた空間からの脱出”を題材にしたマンガは、テーマがホラーであったり残虐でグロテスクな内容が多いですが、このマンガは最後までそのような描写が無く、ジャンルはSFミステリーなのに非常に明るい雰囲気で安心して楽しめます。
とにかく世界設定が面白く、ゲームの世界が空間として存在するとまさにこんな”物理法則”の世界になるんだろうーなーと想像を掻き立てられます。
話が進むにつれて、次第にこの不可思議な木造迷宮の正体が明らかになっていき、最後にはこの木造迷宮の謎が解明されるのですが、思わず舌を巻く内容で結末が非常に面白く鳥肌ものでした。

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 少女終末旅行 /つくみず

タイトル:少女終末旅行
作者  :つくみず
連載期間:2014年~2018年
巻数  :全6巻

文明が滅んだ世界が舞台で、主人公であるチトとユーリが二人で崩壊した世界を生き抜く日常を描いたSF漫画です。
世界がどうして滅んだのか、人はどこに行ってしまったのか、そういった謎がある中、彼女たちは生きる為に半装軌車・ケッテンクラート(履帯式オートバイ)に乗って廃墟となった都市をさまよい、食料を求めて移動し続けます。
旅の途中で過去の遺物が残る都市や、人がいなくなっても動き続けている施設などを見つけることがありましたが、彼女たちはそこにはとどまりません。
かつて人が住んでいた都市からは音が消え、朽ちて廃墟となった場所に残された二人は世界の終末を見ながら旅を続けます。

 

文明が崩壊した終末世界を題材にしたSFサバイバル漫画ですが、ここにさらに「日常系」の要素が加わり、悲壮感が全くない「日常系ほのぼのSFサバイバルマンガ」という一風変わった作品です。
物語の冒頭ですでに文明は崩壊しており、人の痕跡が存在しない中で二人は旅をしながらかつて人類が繁栄していたであろう都市を食料を求めてさまよい、過去の遺物や人の痕跡を見つけながら旅を続けるお話です。
この世界では彼女たち以外にまったく人がいないわけではないですが、ほぼ人の気配が消えた世界を行きたい場所があるわけでもなく、助け合いながら先の見えない旅をのんびりと続けます。
この世界はなぜ崩壊したのか、最後はどのような結末を迎えるのか、今後の展開が気になるマンガです。

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 銀河英雄伝説 /原作.、田中芳樹 漫画.藤崎竜

タイトル:銀河英雄伝説
作者  :原作.田中芳樹 漫画.藤崎竜
連載期間:2016年~
巻数  :既刊11巻(2018年7月現在)

遠い未来、宇宙に進出した人類は皇帝と貴族が支配する「銀河帝国」と、銀河帝国から脱出した人たちが建国した「自由惑星同盟」に分かれて150年間近く戦争を続ける壮大なスペースオペラ漫画です。
この物語にはそれぞれの陣営に”ラインハルト・フォン・ローエングラム”と”ヤン・ウェンリー”の二人の主人公がいます。
帝国の貧しい貴族として生まれたラインハルトは、姉が皇帝の後宮に収められたことをきっかけに、幼馴染のと共に軍人の道を歩み始めます。
いつか皇帝から姉を取り戻す権力を持つ為に戦場で武勲を重ねて20歳にして帝国軍元帥の地位を手に入れます。
一方のヤン・ウェンリーは、歴史家を志す青年でしたが経済的な理由で士官学校に入学し、そこで思わぬ功績を立てたことで宇宙艦隊の幕僚となり、帝国軍との戦いで功績を挙げたことで若くして艦隊司令官に抜擢されることになります。
それぞれの陣営に同時期に誕生した二人の英雄ラインハルトとヤンにより、膠着した銀河の歴史は大きく動き始めます。

 

このマンガは田中芳樹によるSF小説が原作で、過去すでに道原かつみによりコミカライズされていますが、2016年より藤崎竜がマンガを担当した作品が出ています。
藤崎竜のマンガでは差別化としては物語に原作の外伝の内容が加わり、ラインハルトの幼少期から物語が始まり原作通りの時系列順に話が進みます。
この作品は遠い未来の宇宙を舞台にした架空の歴史小説という体裁がとられており、多くの登場人物複雑に絡み合い、それぞれの陣営の政治や軍組織の中での人間ドラマが非常に魅力的です。
また、戦争がテーマの一つでもあり、戦場は宇宙艦隊同士の戦いが行われるのですが、
数万隻の艦艇同士が会戦する内容で、手に汗握る攻防が繰り広げられます。
二人の英雄が今後どうなるって行くのか、銀河の未来はどうなるのか、今後の展開が楽しみなマンガです。

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過去に長編アニメ化されています。

 

orange -オレンジ- /高野苺

タイトル:orange -オレンジ-
作者  :高野苺
連載期間:2012年~
巻数  :既刊6巻(本編5巻)

長野県松本市が舞台の高校生の青春を描いたSF青春恋愛漫画です。
女子高生の主人公、高宮菜穂は2年生になった4月の始業式の日に自宅のポストで手紙を受け取りますが、その手紙の差出人が10年後の自分からでした。
手紙の内容は26歳となった10年後の自分は後悔をしており、16歳の自分に対して同じ後悔をしてほしくない為に、今後菜穂に起きる事やそれに対しての行動選択が書かれていました。
菜穂は、初めは誰かのいたずらと思っていましたが、手紙に書かれていた通り始業式の日に成瀬翔が転校してきます。
手紙には菜穂は翔を好きになることや、翔が17歳の冬に自殺とも疑われる事故で亡くなったことが書かれており、10年後の菜穂は翔の死を防げたのではないかと後悔していることが書かれていました。
10年後の自分から届いた手紙の目的は翔は事故から救うことと分かり、菜穂は未来を変えるため手紙に書かれている行動を選択するよう努力することになります。


このマンガは青春恋愛もののマンガがベースですが、「未来の自分から届いた手紙」というSF要素が加わったマンガ作品です。
手紙に書かれている内容はその時々で未来を決定づける出来事と、その時に取るべき行動内容が書かれているのですが、全ての行動選択ができたわけではなく、さらに指定された行動をとることで未来に変化があり、予測していないことが起きるなどタイムパラドックの要素も含まれています。
SFの要素としては「未来からの手紙」「タイムパラドック」といった限られた内容なので、青春恋愛マンガとして楽しめます。

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この作品は2015年に実写映画化しており、2016年にはアニメ化もしております。

 

懲役339年 /伊勢ともか

タイトル:懲役339年
作者  :伊勢ともか
連載期間:2014年~2015年
巻数  :全4巻

この漫画は「魂の輪廻」「生まれ変わり」といった事が信じられている架空の国が舞台のSF漫画です。
この国では神の教えである「教典」を真理として、「魂の輪廻」「生まれ変わり」が信じられており、大きな犯罪を犯した罪人が刑期を終えることなく獄死した場合は、その大罪人の魂の生まれ変わった者を見つけて再び投獄されることになります。
ハロー・アヒンサーは神の教えである「教典」に背き懲役339年を言い渡され、33歳で投獄されて53歳の時に獄中死します。
初代ハローが死んだ直後に、身体的特徴が初代ハローと一致していことが理由でハローの生まれ変わりとして生後間もない赤子が二代目ハローとして監獄へ収監されることになります。

 

オリジナリティが高く「魂の輪廻」「生まれ変わり」といったあまり扱わない内容をテーマにした壮大な物語です。
刑期を残したまま罪人が獄死すれば、その生まれ変わった者が罪人として投獄され、初代ハローで始まった懲役339年という刑期により何代ものハローの生まれ変わりとされた人々が収監されることになります。
二代目以降のハロー達は罪の意識も無く、前世での記憶もないのですが、罪を償うために牢獄で生活することを余儀なくされ、生きることの意味とはどういうものなのかを問いかけます。
神の教えについて疑問をもつ者もいますが、長期にわたり神の教えである「教典」を真理とされていることで、数百年にもわたりこの慣習が続きます。
読み終えた後は今まで感じたことのないような何とも言えない満足感を味わえるマンガです。

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星を継ぐもの /原作.ジェイムズ・P・ホーガン 漫画.星野之宣

タイトル:星を継ぐもの
作者  :原作.ジェイムズ・P・ホーガン 漫画.星野之宣
連載期間:2011年~2012年
巻数  :全4巻

西暦205X年に月面で宇宙服を着た人間の遺体が発見されます。
この遺体の人物に該当する行方不明者はおらず、身についけていた宇宙服からこの人物は5万年前に死亡した事がわかりました。
主人公のヴィクター・ハントはこの月の遺体の調査に参加することになり、物質の内部を観測できる機器を利用して遺体の分析を行いますが、宇宙服には人類史において過去に存在しない技術が使われていることや、地球上では同様の高度な技術が存在した痕跡が無い事から異星人であると考えます。
しかし生物学者のクリスチャン・ダンチェッカーは遺体は間違いなく地球に住む人間であると断言する見解を示しました。
この遺体の人物は一体何者なのか、どこから来てなぜ5万年前の月に居たのか……一人の遺体から人類の生い立ちの謎が明かされることになります。

 

このマンガはジェイムズ・P・ホーガンによるSF小説が原作となっており、小説は1977年に発表され高く評価された作品です。
マンガの冒頭から月で5万年前に宇宙服を着た遺体が現在の人類と変わらない姿で見つかるという大きな謎が突き付けられ、その謎を解き明かす過程で様々な発見があり、人類の進化や月の起源など様々な内容に触れて、謎を解き明かそうとする展開は宇宙や人類史が好きな人にはたまりません。
1977年当時の様々な最新科学を基軸とした物語で大変読みごたえがあります。

【まとめ買い】 星を継ぐもの [コミックス版]

 

小説版はこちらです。ものすごく読み応えがるのでお勧めです。

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最後に

おすすめのSF漫画はいかがでしたでしょうか。

SF漫画は本当に数が多く様々なジャンルと絡んでいるので、まだまだおすすめしたい作品があるのですが、今回はここまでとしたいと思います。 

SFというテーマはマンガの題材として取り上げやすいのか、本当に多種多様な作品があり読者をいつも楽しませてくれます。 

また次回に機会があればSF漫画のご紹介記事を書きたいと思います。

 

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おまけ:無料で漫画が楽しめるおすすめマンガアプリをまとめて紹介

iPhoneやAndroidで漫画を読むためのおすすめのマンガアプリのまとめ記事です。

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