魂を揺さぶるヨ!

ブログを通じて「魂を揺さぶり情熱を燃やせる何か」を探し人生を楽しみたいと考えている30代の男です。 アウトドア、インドア、なんでも好きです。哲学や心理学にも興味があります。

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漫画「ふしぎの国のバード」の感想!「日本奥地紀行」を題材の歴史文化が面白いマンガ

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こんにちはユレオです。

 

このブログを読まれる方の多くが日本人だと思いますが、皆さんは日本の歴史や文化にご興味はありますか?

 

歴史や文化は小学や中学校で学んだり、高校では日本史を選択することで、日本がどのような成り立ちを経て現在に至ったかを知ることが出来ます。

 

歴史の大きな流れやどのような出来事があったのかを知るということは、今の私たちが住んでいる地域や文化がどのように創られたのかを知ることにもなり、何気ない日常は実は長い歴史の中から生まれていることを、歴史を学ぶことで知ることが出来ます。

 

本日ご紹介する漫画は、江戸時代から明治時代にかけて日本の大衆文化がどのようなものだったのかを知る貴重な歴史資料「日本奥地紀行」を題材とした漫画で、知られざる日本の大衆文化を知ることが出来る歴史文化漫画です。

タイトル:ふしぎの国のバード
作者  :佐々大河
連載期間:2015年~
巻数  :既刊5巻(2018年10月現在)

 

この漫画は実在したイギリス人の女性冒険家イザベラ・バードの著書「日本奥地紀行」を題材とした内容で、「日本奥地紀行」を忠実に描きつつも登場人物にアレンジを加えた日本の歴史文化の描写を漫画というコンテンツに落とし込んだ作品です。

 

イギリス人の女性冒険家イザベラ・バード(1831年~1904年)は、19世紀の探検家で、日本だけではなく世界中を旅して様々な書紀を執筆しています。

 

その中でも1880年に執筆された「日本奥地紀行」は当時の日本人でも達成が困難とされる、江戸(東京)から日光を経由して蝦夷地(北海道)までの道中を旅した記録で、「日本奥地紀行」の冒頭で「全行程を踏破したヨーロッパ人はこれまでに一人もいなかった」としるし、また「西洋人のよく出かけるところは、日光を例外として詳しくは述べなかった」と語っています。

 

この内容から「日本奥地紀行」は当時のあらゆる旅行記とは一線を画する内容であったことを明言しており、過酷な旅であったことが伺えます。

 

漫画の内容は「日本奥地紀行」を忠実に表現しており、日本人の視点から見ても信じがたい文化表現も含まれ、日本の文化の形成の経緯などを知ることが出来る、大変教養深い内容となっており、時代考証も詳細が描かれて、明治維新当時の歴史文化を丁寧解説しています。 

「日本奥地紀行」を題材とした歴史文化漫画「ふしぎの国のバード」のあらすじ

主人公でイギリス人のイザベラ・バードは19世紀に実在した世界的に有名な冒険家で、1878年に日本に訪れ、横浜を起点として日光から新潟へ抜け、日本海側を経由して蝦夷地(北海道)を目指す旅を計画します。

 

当時の日本人でもそのような無謀な旅をする人はおらず、言葉や文化も知らないバードは通訳を雇って蝦夷地を目指そうとしますが、当時の日本では英語を流暢に喋れる日本人は皆無で、また旅の目的を伝えると無謀な旅と返答され、なかなか人材が見つかりません。

 

途方をくれていたところに通訳者の伊藤鶴吉と出会い、英語が堪能であることや日本の文化や蝦夷地に対しての知見があり、最適な人材であることからバードは鶴吉を通訳者として雇うことになります。

引用元:ふしぎの国のバード

 

しかしこの旅は当時の日本人でも避けるような地を経由する非常に厳しいもので、はっきりとした経路がない中で未開の地である蝦夷地を目指すことになり、また当時の日本政府は外国人の自由を制限していたため、許可状がなかなかおりませんでしたが、周囲の協力もあり、どの組織にも属さないバードは日本政府より完全な自由な旅の許可を取ることになります。

 

政府から自由な旅の許可を得たバードと鶴吉は江戸から日光を目指し、江戸の文化圏とは異なる地方の大衆文化を目の当たりにしながらの蝦夷地を目指します。

 

明治初期の日本の地方の大衆文化を知ることの出来るマンガ「ふしぎの国のバード」の感想

この漫画は実在するイギリス人の女性冒険家イザベラ・バードが主人公のお話しですが、漫画にするため脚色が加えられています。

 

まずはイザベラ・バードですが、マンガでは20代のと思われる若い女性として描かれていますが、史実では日本に訪れた時の年齢は40代でした。

 

また通訳者である伊藤鶴吉はマンガの描写は20代の長身の女性ウケしそうなルックスで描かれていますが、年齢は史実通りですが当時の日本人の平均身長から考えると、かなりアレンジされています。

 

このように「日本奥地紀行」を漫画化するにあたって、登場人物について脚色が加わっていますが、当時の日本の文化的表現についてはしっかりと「日本奥地紀行」の内容を再現しており、日本の大衆文化の多様性をしっかり描いています。

 

この漫画の醍醐味は明治初期の江戸時代の文化が残る当時の日本の姿と、江戸文化圏から離れた地方の大衆文化がどのような状況であったかを知ることができる大変興味深い内容になっており、資料的な価値がある漫画と言えます。

引用元:ふしぎの国のバード

 

ある意味漫画の表現の枠を超えた描写もあり、日本人の視点から見ても理解しがたい当時の文化形態や庶民の生活が描かれており、興味が尽きることがありません。

 

日本人の知らない日本を知ることのできるマンガで、今後蝦夷地の文化が紹介されると思うと楽しみです。

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